最近のブログは花の話題が多いので、今回はちょっと違った話題にします。
八ッ谷池から西へ1キロほどの所に歴史の古い宮口神社があります。
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神社の入り口にある案内板によると文明5年(1473年)に創立と書かれています。
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室町時代の終わりごろから戦国時代に入った頃に出来た神社ということです。
そしてその昔、宮口神社の近くのこの村には津島神社(天王社=お天王さん)がありました。
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田植えが終わった頃に天王祭りが行われていて、お祭りの提灯の列に蛍が飛び交いお参りする人たちで賑わった話も由来記に残っています。
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この天王社は大正6年の神社合祀令で宮口神社に統合され無くなりましたが、その場所は今、ちびっこ広場になっています。
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その広場の隅に天王社跡の石碑が建てられています。
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平成13年に整備されて真新しい石碑の中に、一つだけ昔からあったと思われる古い手水石が残されています。
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今は使われていなくなったその石をよく見ると、その手水石の周りには10個を越えるたくさんの凹んだ穴があけられています。
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手水石には年号などの刻印が消えていて何時のものかは不明ですが、この凹んだ穴は歴史的にも貴重なものなんです。
この穴のことを「盃状穴(はいじょうけつ)」と言います。

盃状穴について調べてみると、
石に対する信仰は日本でも古くから存在し、日本の盃状穴は縄文時代から作られています。
子孫繁栄や五穀豊穣や病気治癒などを願ったものとされています。

鎌倉時代から江戸時代には、村の入り口などに魔よけの目的で作ったり、神社の灯篭や手水石等に彫る事が多くなりました。
盃状穴信仰は昭和初期までは作られていたという説もあります。
ということです。
その昔に、宮口村の人が天王社にお祈りしながら、石をコツコツと叩いていたんです。
いったい何をお願いしていたんでしょうか?
近くで、こんな貴重な物を見つけて、チョッとビックリでした。