豊田市との境に近い、刈谷市の北部にある小堤西池には、国の天然記念物に指定されているカキツバタの群落があります。
5月17日の午前中に出かけてきました。
カキツバタ群生地から少し離れた場所にある洲原公園の駐車場に車を停めて、そこから遊歩道が整備されています。
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遊歩道の入り口から池まで、徒歩でおよそ700歩と書かれた表示がありました。
歩幅が70センチなら、およそ500メートルということになります。
今の開花状況は、8分~10分咲きと最高の見ごろのようです。
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きれいな花が見られることを期待して、カキツバタの咲く池へ向かいます。
休日ということもあって、たくさんの人が遊歩道を歩いて行きます。
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遊歩道には親切に、100歩単位で表示がありました。
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ちなみに、次の400歩の所まで歩数を計ったら、100歩のところを112歩もかかってしまいました。
(私の歩幅が標準より短かいってことです。ショック!)
およそ800歩?ほど歩いて、カキツバタの咲く池に着きました。
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池の中には葦(アシ=ヨシ)などの雑草が茂っていますが、その中でカキツバタも頑張って育っています。
小堤西池のカキツバタ群落は、昭和13年8月に国の天然記念物に指定されています。
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説明板に書かれているのを見ると、カキツバタの日本三大自生地は、京都府の大田の沢、鳥取県の唐川、そしてここ愛知県刈谷市の小堤西池だそうです。
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広い池に群生しているカキツバタは、天然記念物なので、人の手を加えてはダメなんだそうです。
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文部省からの注意書きがありました。
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愛知県からの連絡事項の表示もありました。
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そんななかでも、昭和51年に地元の有志によって結成された「小堤西池のカキツバタを守る会」によって、必要最小限の除草などの保護活動が行われています。

 小堤西池のカキツバタはできるだけ自然のままにしてあり、栽培したカキツバタと比べて株ごとに、花の色や大きさ、咲く時期にばらつきが生じます。
また、肥料を与えないので、栽培したものに比べると背丈が低くいことが特徴となっています。
など、ボランティアの人からの説明がありました。


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守る会の人達の地道な活動のおかげで、こうして綺麗な状態のカキツバタを見ることができます。
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カキツバタの花の色は紫色が一般的ですが、自生地ならではの少し赤みがかった色のカキツバタの花もありました。
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この色の花が2~3個咲いていましたが、非常に珍しいことだそうです。
カキツバタの花を見に、池の遠い所にシラサギが飛んできていました。
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カキツバタを見た帰り道で振り返って遠くを見ると、木曽の御岳の雪山が見えていました。
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爽やかな五月の風が吹きぬける中で、空気が澄んでいることがわかります。
国の宝の天然記念物に指定された貴重なカキツバタ群落の花を、こんなに近くで見られて嬉しく思いました。