やつば池散歩道のブログは、 花やガーデニングが多いので、今回はチョッと変わった話題です。
豊田市内にも多くの古墳が有りますが、その中でも最大級の古墳群を紹介します。

豊田市平戸橋町、矢作川の左岸の丘陵地にある馬場瀬(まばせ)古墳群です。
5年ほど前の2009年4月に、豊田市の文化財課が誰でも気軽に見学ができるように、案内看板や遊歩道を整備しています。

豊田市街から国道153号線の平戸橋を渡って足助方面に少し行くと、右手にこの看板があります。
 
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Uターンに近い右折をして急な坂道を登って行きます。
住宅地を抜けて砂利道を少し行くと、馬場瀬神社の駐車場があります。
そこに車を停めて、案内板に従って進んでいくと、古墳群の場所に着きました。
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散策路には歩きやすいようにウッドチップが敷かれています。
今回の整備の前の、昭和59年に建てられていたと思われる古墳群を説明した石碑がありました。 
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7世紀頃に造られたもので、一番奥にある8号墳が最も良く原形をとどめている、と説明されています。
その8号墳です。
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 説明板がありました。
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8号墳の大きさや、ここから出土した土器などの写真が紹介されています。
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この8号墳の石室の中には、入ることができます。
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遺体が納められた棺(ひつぎ)が置かれていた石室の内部です。
最奥部には、奥壁と呼ばれる2枚の大きな石があり、高さが2mを越える大きなものです。
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石室の天井です。最大幅は2.1mあり、4枚の天井石が架かっています。
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そして側壁です。
大小の石がしっかりと積まれています。
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石室から外を見たところです。
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ガッチリと丈夫に造られていて、中にいても恐怖感はありませんでした。 

古墳群の周囲は緑がいっぱいで、すぐ近くを国道153号線が走っているようには思えない、静かな場所でした。
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緑の木立の中で、ウグイスの鳴き声が聞こえます。
 
国道153号線で足助方面に行くときに、平戸橋を渡ったらすぐのところですので、一度訪ねてみてはいかがですか。