今日も、朝から小雨がシトシトと降って、まさに梅雨の天気です。
今日6月11日は、カレンダーに「入梅」と書かれています。
気象庁が発表した東海地方の今年の梅雨入りは、たしか6月4日でした。
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日本の暦の上での「入梅(にゅうばい)」とは雑節の呼び名です。
二十四節気の一つ「芒種」から5日目に当る頃を暦では「入梅」としています。
そして、今日から約30日間が梅雨といわれています。

しかし現実には、毎年同じ日に梅雨入りがくるわけでは無く、地域や気候によって差が生じるため、気象庁の出す「梅雨入り宣言」が実際の梅雨入りの目安になっています。

「入梅」の由来や起源は、はっきりとわかっていません。
ある説によれば、気象学がまだ発達していなかった頃は、農作物の出来高をよりよいものにするために「梅雨」がくる時期の目安を知っておく必要がありました。
そこで、農家の人の田植えの目安として、江戸時代に暦の上での入梅が設けられたということです。
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梅雨といえば・・・アジサイの花です。
街中を散歩していても、各家庭の庭に咲くアジサイをあちらこちらで見かけます。

青い色のアジサイに
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紅い色(ピンク)のアジサイ。
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アジサイの花の色は、植えられている土壌が、酸性かアルカリ性かで変わるといわれます。
根から吸収されるアルミニウムのイオンが影響するそうですが・・・・・
難しいことはさておいて、一般に土壌が酸性ならば青い花に、中性又はアルカリ性ならば紅い花になります。
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アジサイは漢字では「紫陽花」と書きます。

小さな粒々にポツンと大きな花が咲いているのは「ガクアジサイ」です。
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ガクアジサイは日本に自生する原種で、栽培品種であるアジサイ(狭義) のもとになったものだそうです。
江戸時代に来日した西洋の学者は アジサイには学名を付けたが、ガクアジサイを見逃した?ようで、原種の前に 栽培品種に学名が付けられたという話があります。

今では西洋アジサイと言われる品種改良されたものが多く出回っていて、色や形の違いでいろいろなアジサイが楽しめるようです。

ところで、やつば池散歩道には、アジサイの花が植えられていません。
そこで今、やつば池クラブの人たちがアジサイの苗を育てています。
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西山公園の緑の相談室の先生の指導を受けて、それぞれの家で昨年の暮れに挿し木をした苗を持ちよりました。
その苗を、移植しようとしている場所の近くの一ヶ所に集めて環境に慣らしています。
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50センチほどの大きさまで育てたものを、枯らさないように夏越えさせて、秋に葉っぱを落とした頃に、半日陰の環境の場所を選んで植えると良いそうです。

2~3年後には、やつば池散歩道にも、アジサイの花が見られるようになることを楽しみにしています。