やつば池の近くを流れる逢妻女川の源流は豊田市浄水町付近にあります。
浄水町は豊田市の水道水を担う浄水場があることからその名が付いたと思われます。

その浄水町に豊田市で一番高い高層マンションが有ります。
2年前の平成24年2月に竣工した「ゼスタ浄水タワー」です。
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隣のスーパーの駐車場から見上げた写真です。
地上21階建て、高さが70.92mです。

反対方向の南側から見ると・・

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すぐ隣に日帰り天然温泉の「竜泉寺の湯・豊田浄水店」が有ります。
温泉には露天風呂が有りますが、マンションから露天風呂の中が見えてしまうようになったので、せっかくの露天風呂に目隠しのために屋根を付けたという話が有ります。

浄水町には名鉄豊田新線の浄水駅が有り、豊田市駅から赤池駅を経由して名古屋市の地下鉄に乗り入れる交通の便が良くなりました。
更に、平成20年の1月には、浄水駅のすぐ近くに豊田市の市民病院的な役割を担う豊田厚生病院が開業するなどして、名古屋のベッドタウンとして注目されるようになりました。

そんな好条件から、ゼスタ浄水タワーの他にも、高層マンションが次々に建てられています。
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21階建てのマンションと道路を挟んで、マンションの建設工事が進んでいます。
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この建物は、来年1月に完成予定で、ナンバー1には及びませんが地上20階建て、高さが66mだそうです。
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ちなみに浄水のマンションが出来る前までの豊田市の高さナンバー1ビルは、豊田市駅前の「とよた参合館」で、64.93mでした。
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このビルには、豊田市中央図書館や豊田市コンサートホールなどがある商業文化施設です。

これからの計画では、豊田市の高層ビル競争は、今現在で分かっている段階では、3年後の平成29年のオープンを目指して、これから工事を始めようとしている「豊田市駅北地区の市街地開発住宅棟」です。
計画では、地上26階で高さが85mだそうです。
浄水のマンションビルの高さが豊田市ナンバー1は、あと3年で1位の座をあけわたすことになりそうです。

豊田市の高層ビルの高さはこんなレベルですが、日本一の高層ビルはどうかって調べてみました。

昨年までは、横浜市の「ランドマークタワー」で、高さ296m(70階)でした。
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ところが、今年の3月に竣工した大阪市の「あべのハルカス」が追い越して日本一高い高層ビルになりました。
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高さは、ちょうど300mです。
「あべのハルカス」は、日本のいにしえのことば、平安時代初期に著された「伊勢物語」の一節にある「晴るかす」から名づけられました。
晴るかすは「晴らす、晴れ晴れとさせる」という意味で使われていました。
「ハルカス」という名前には、こうした私たち日本人が持っている感性とことばをヒントに、いらっしゃった方に超高層建築ならではの爽快感や多彩で充実した施設による晴れ晴れとした心地よさを味わっていただきたいという思いを込めているそうです。

それじゃ世界一の高層ビルはっていうことになりますが、高所恐怖症の私には、写真を見ているだけでも目が回りそうなので、ここで止めときます。