やつば池の水辺の、葦が生い茂る中をよく見ると、ガマの穂があるのを見つけました。

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まるでソーセージのような形をした茶色の棒が緑の葉っぱの茂みの中で立っています。
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別の場所に1本だけ、ニョキッと生えているガマの穂がありました。
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葦の葉に隠れていないので良く見えます。
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ガマの穂の上部は細く、雄花が集まっており、下部は赤褐色で太く、雌花が集まっています。
黄色の雄花穂は花粉を散らした後は軸を残して落ちます。
緑褐色の雌花穂は熟して茶褐色に変わります。


「ガマ(蒲)の穂」は「かまぼこ」の語源だそうです。
昔の「かまぼこ」は魚肉のすり身を竹や木の串に刺して焼いたものでした。
その形が「ガマの穂」に似ていたことから「かまぼこ」と呼ばれていました。
その後、魚肉を板に付けて加工するものが開発され「板かまぼこ」と呼ばれました。
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そこで、今までの魚肉を串に巻き付けて焼くかまぼこを「板かまぼこ」と区別して、切り口が竹の輪の形に似ていることから「ちくわ(竹輪)かまぼこ」としました。
その「ちくわかまぼこ」が次第に省略されて「ちくわ」いう名前で普及するようになりました。
ということです。

このガマの穂は秋になると綿状になって種を飛ばします。
(穂綿の資料画像です)
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こんな姿のガマの穂を見たことがありませんが、今年の秋には気を付けて見てみようと思っています。


最後に余談ですが・・・蒲の穂綿が歌詞に入っている歌があります。
唱歌「大黒様」は、60歳以上の方は子供の頃に歌われたことがあるのではないでしょうか?
参考までに歌詞を記しておきます。


    唱歌「大黒様」        作詞:石原和三郎
                   作曲:田村虎蔵

 1.大きな袋を肩にかけ 大黒様がきかかると
   ここに因幡(いなば)の白兎 皮をむかれて赤はだか

 2.大黒様はあわれがり きれいな水に身を洗い
   蒲の穂綿にくるまれと よくよく教えてやりました

 3.大黒様の言うとおり きれいな水に身を洗い
   蒲の穂綿にくるまれば 兎は元の白兎

 4.大黒様はだれだろう 大国主のみこととて
   国をひらきて世の人を たすけなされた神様よ