土用の丑の日には、暑い時期を乗り切る栄養をつけるために、ウナギ(鰻)を食べるという習慣があります。
この鰻を食べる習慣についての由来には諸説ありますが・・・
江戸時代に平賀源内が発案したという説が最もよく知られています。
商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため、源内の所に相談に行きました。
源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めました。
すると、その鰻屋は大変繁盛し、その後に他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着していったということです。
実際に鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれているため、夏バテ防止の効果が期待できる食べ物であることには間違いなさそうです。
そんな暑い日の続く時ですが、涼しさを求めて、豊田市旭地区の小渡町で行なわれている「夢かけ風鈴」へ行ってきました。
平成15年から始まった「夢かけ風鈴」は、人々が手を取り合い、旭地区を流れる矢作川や支流に吹く川風を体感してもらおうと、始められた新しいまつり行事です。
小渡町の町並みの風鈴通りを中心に、小渡バス停前や、増福寺などで行われ、風鈴には短冊に願いを書いて寺院で祈願奉納ができ、絵馬のように境内に飾られます。
豊田市内を走るおいでんバスの小渡バス停前と町の大駐車場です。
観光バスも1台停まっていました。
ここから小さな川に架かる赤い橋を渡り、歩いてすぐに風鈴寺が有ります。
増福寺というお寺は風鈴奉納の寺となり「風鈴寺」と呼称されるようになりました。
本堂に上る階段の両側には、短冊に願いが書かれ、お寺に奉納された風鈴が風に揺れています。
そして本堂の前にもたくさんの風鈴が奉納されています。
これは日本でも珍しいの風鈴の奉納です。
何故か本堂のお賽銭入れも、大きな風鈴でした。
町並みの風鈴通りでは、風鈴飾りが一軒一軒の軒先を華やかに彩ります。
郵便局には赤いポストの風鈴が有りました。
通りの御菓子処「ひだや」さんで、見た目にも涼しげな「ゆめ風鈴」というお菓子を見つけました。
夢かけ風鈴の期間限定品だそうです。
冷たいお茶をいただきながら、冷たい水まんじゅう「ゆめ風鈴」が、とっても美味しかったです。
直射日光を浴びると暑い日でしたが、日陰は爽やかな風が吹き抜けていて、気持ちのいい散策をすることができました。
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