太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
仏教では、私たちの住む世界をこちらの岸「此岸(しがん)」、三途の川(さんずのかわ)を挟んで、ご先祖様の霊が住む世界をあちらの岸「彼岸(ひがん)」と考えられています。
極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む春分・秋分のお彼岸にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。
これは仏教にはない習慣で、日本独自のものだそうです。
秋分の日の朝の9時半過ぎに、逢妻女川に咲くヒガンバナを見に出かけました。
北の空にはポッカリとちぎれ雲が浮かんでいます。
天王橋から見た下流方向の堤防に咲くヒガンバナです。
右岸側の堤防です。
そして、左岸側の堤防です。
どちらの堤防道路にも多くの人が来ています。
左岸堤防を宮上橋に向かって進んで行くと、右岸の堤防の上に青色と白色のテントが4つ張られた場所が有り、混雑しています。
今日はこの場所で、ヒガンバナを見ながら「お抹茶とおはぎ」がいただける催しが行なわれています。
宮上橋の手前まで来ました。
一面がヒガンバナで真っ赤になり満開です。
宮上橋から見た下流側の男橋方向です。
30mほど進んで、振り返って見た宮上橋の下流側からの景観です。
橋に戻って、宮上橋の上から上流方向を見た景観です。
宮上橋から右岸堤防を上流方向に進んで行きます。
テントの手前付近に堤防の下に降りれる場所が有ったので、川の近くまで降りてみました。
川の向こう側の堤防を見上げると、左岸堤防が真っ赤になっています。
テントの手前まで来ました。
ここで200円の呈茶券買って、空いた席に座って抹茶とおはぎをいただけます。
逢妻女川彼岸花育成会の人のユニフォームです。
満席状態の中を、小学生がお茶とおはぎを運んでいます。
ゆっくりと景色を楽しみながら、お彼岸の味をいただきます。
今回のおはぎには、きな粉がまぶしてありました。
こちらは大忙しの厨房です。
抹茶茶碗の一つ一つを茶筅(ちゃせん)を使って抹茶をたてています。
厨房では子供達が頑張っていました。
さらに上流方向に戻ってきたところでは、年配の仲間で撮影会をしているようで、「ちょっと見てちょう」「うみゃあこと撮れんでいかんわ」などと、カメラ談義が交わされている、微笑ましい光景がありました。
今年は例年よりもヒガンバナの開花が早かったようで、今日がちょうど見ごろでした。
月末には、花の見ごろが終わりになりそうです。
※チョッと余談ですが・・・
お彼岸と言えば、あんこ餅の「おはぎ」ですよね。
地域によっては「ぼたもち」とも呼びますが、これは同じものです
漢字では「お萩」と「牡丹餅」と書きます。
小豆の粒を萩の花に見立てて「お萩」、牡丹の花に見立てて「牡丹餅」と呼んだのです。
ですから、厳密に言うと春は牡丹(ボタン)の花が咲くので「ぼた餅」、秋は萩(ハギ)の花が咲くので「おはぎ」ということになります。
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