今日は、東海道新幹線が開業してから、ちょうど50年になる日です。
東京オリンピック開会の直前の昭和39年(1964年)10月1日に東海道新幹線の営業がはじまりました。
当時は国有鉄道(国鉄)が運営しており、開業時の東京と新大阪の所要時間は0系新幹線の「ひかり」で4時間ちょうどでした。
1280px-Shinkansen_0-series

東海道新幹線をオリンピックに間に合わせるようにと、短い工期で何とか開業にこぎつけたという経緯があり、路盤の安定などを配慮し、開業後1年間は馴らし運転の意味合いで、最高速度を210キロとしました。
東京駅から新大阪駅までの所要時間は「ひかり」では4時間、「こだま」では5時間で運転していました。

そして翌年(昭和40年)の11月以降は、ダイヤ改正して0系「ひかり」が、最高速度は210キロのままで、東京駅と新大阪駅を50分も短縮して、3時間10分で運転されています。
JR_tokai_shinkansen_0kei

その後、新型の100系で最高速度を220キロと10キロスピードを上げて同区間が2時間49分となりました。
100系新幹線です。
Shinkansen100

さらに平成4年(1992年)3月のダイヤ改正で登場した300系で最高速度が270キロとなり、同区間を2時間30分まで短縮しました。
300系新幹線です。
1280px-JRW_Shinkansen_Series_300_F6

5年後の平成9年には500系が、そしてさらに2年後の平成11年には700系の登場しています。
最高速度は270キロのままです。
700系新幹線です。
JR_tokai_shinkansen_700_C1

平成19年(2007年)7月に登場したN700系では最高速度はそのままでしたが、加速性能などを向上させて、同区間の所要時間を5分短縮して2時間25分にしています。
N700系新幹線です。
1280px-JRC_N700_series_Z28

来年の2015年春から、23年ぶりに最高速度を285キロに引き上げる計画があるようです。
これにより東京駅 - 新大阪駅間が2分から3分短縮される見通しです。

平成11年9月にさよなら運転で名古屋駅に到着した0系の「こだま」です。
1280px-1999-9-18-0kei

名古屋市港区にあるリニア鉄道館には、現役を終えた0系新幹線が展示されています。
DSCF0018 (3)

その横に並んでいる歴代の新幹線。
DSCF0037 (2)

そして、愛・地球博でお目見えした超伝導リニアの実験車両も展示されています。
DSCF0048 (2)

東京駅から40分で名古屋駅に着いてしまうという中央リニア新幹線が、13年後の平成39年(2027年)の営業開始を目標に工事が始まりました。
それまで元気に頑張って、実物のリニア新幹線に乗れる日を楽しみにしています。

余談ですが、名古屋市緑区の実家の田んぼの土地が新幹線のルートで買収されたことで招待状がもらえ、何故かその時高校1年だった私が、その特典を使って、50年前の昭和39年の新幹線が営業を始める前の9月に行なわれた試乗会で、名古屋駅から豊橋駅までの往復運転に乗せてもらったことを思い出しました。