豊田市の秋祭りの第2弾。
10月12日の日曜日の午後、今日は猿投(さなげ)神社で行なわれている猿投まつりを見に行ってきました。
台風19号の接近で心配された天候も、幸いにも穏やかな曇り空の一日になり、暑くもない絶好の祭り日和になりました。
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猿投山(629m)のふもとにある猿投神社は、豊川市の砥鹿神社(一ノ宮)、知立神社(二ノ宮)に次ぐ三河国の三ノ宮で、第13代 仲哀天皇元年、勅願により現在地に創祀されました。
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猿投山の東峯に東宮、西峯に西宮を祀り、本社(ほんやしろ)、東宮、西宮を総称して猿投三社大明神と呼び、古くより崇敬を集めてきました。
拝殿の前には、昨日の試楽で本殿から運び出された3台の神輿が鎮座していました。
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猿投神社の御祭神の「大碓命(オウウスノミコト)」は、景行天皇の第一皇子で、「小碓命(オウスノミコト)=日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」とは双子の兄弟にあたります。

猿投神社では、古来より左鎌を奉納して祈願するならわしがあります。
これは、御祭神・大碓命が左利きであったことから、左鎌を用いて当地を開拓された御神徳を慕ったことが起こりではないかといわれています。
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豊田市内外の企業が奉納した職場の安全祈願をした左鎌が拝殿横にギッシリと掲げられています。
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猿投まつりの起源は16世紀後半と言われ、最盛期には尾張・三河・美濃の3ヶ国・186ヶ村から献馬や棒の手が奉納されていたそうです。
境内で棒の手の技を競い合いましたが、もめ事も多く「けんかまつり」の異名もあるほどだったと言われています。

猿投まつりには、山車がありません。
まつりのメインである郷土芸能「棒の手」(県指定無形民俗文化財)が境内で勇壮に奉納されます。
棒の手は、室町時代から受け継がれてきた農民武芸で、のちに五穀豊穣祈願で披露されるようになりました。
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猿投まつりでは、鎌田流と見当流の2つの流派が棒の手を奉納します。
子供たちの可愛い演技の後に・・
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中学生以上から年配の方までが真剣勝負の棒の手を演じます。
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二人の呼吸が合わないと怪我をしてしまいそうです。
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高齢者の方も、気合十分の演技を披露されていました。
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元気な身体で、足腰が丈夫でないと出来ません。
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演技の後には観衆から大きな拍手が送られていました。

棒の手が奉納されている間にも、境内の隅では火縄銃の空砲が次々と発砲されて大きな音が境内を響き渡っています。
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本楽祭では棒の手の他、拝殿前の舞台で巫女舞の奉納も行われました。
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境内には献馬の飾り馬(馬の塔)がいて、参拝者と一緒に写真を撮っていました。
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御祈祷をお願いした人には、馬が3周回ってくれてお祓いをしてくれるようです。
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昔から受け継がれる伝統のお祭りという感じがした猿投まつりでした。

何とか雨も降らずに2日間の秋祭りが無事に行なわれたようです。
明日からの台風19号の接近が気になります。
次週の土日は挙母神社の祭礼「挙母まつり」があります。