豊田市内にある博物館の一つ、豊田市民芸館を紹介します。
国道153号線の矢作川に架かる平戸橋の近くにある、豊田市民芸館は、日常生活に関連する民芸品を保存、展示する博物館です。
平戸橋の右岸側から県道11号線を少し北に向かうと、前田公園と一緒になった広い駐車場があります。
そこから歩いてマレットゴルフ場を横切ると民芸館の前に到着します。

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施設の敷地内には「衣・食・住」をテーマにした3つの建物があります。

敷地に入ってすぐに、第1民芸館 があります。「衣」のテーマ館です。

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建物は、昭和58年4月に東京駒場の日本民芸館の一部を移築復元されたものです。
本多静雄の寄贈品を中心に展示されています。
特別展が行なわれるときには有料になる時があります。


さらに中へ進んで行くと第2民芸館があります。 「食」のテーマ館です。

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第2民芸館は、昭和60年4月に茶室「勘桜亭」とともに第1民芸館の南側に建築されました。
常設展示と企画展の特別展示(有料)が行なわれています。

茶室「勘桜亭」です。
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勘桜亭は、昭和60年4月に市民への貸出施設として開設されました。
勘桜亭から見る矢作川の勘八峡の眺めは素晴らしく、春は桜、秋は紅葉と四季が楽しめます。
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土・日曜日・祝日は施設の有効利用の為、一服350円で呈茶サービスを行っています。
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平日は呈茶は行なわれていませんが、建物の中を見ることができます。
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気軽な雰囲気の中で季節の和菓子と抹茶をいただけます。

さらに奥に進むと、一番大きな建物の第3民芸館があります。 「住」のテーマ館です。

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第3民芸館は平成2年に建設されたものです。
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建物の外観は鉄筋コンクリート造りになっていますが、内部は木造仕上げになっており、江戸時代の田舎家風の建築様式を取り入れた建物になっています。
特色としては、館内に囲炉裏があり天井から吊るされた自在鉤には鉄瓶が掛けられています。
館内には和室のA展示室と板の間のB展示室があり企画展や常設展を行っています。

この他に施設内には、井上家西洋館という建物があります。
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市内井上町から移築復元した建物です。
昭和の初めに、名古屋市から現在の豊田市井上町に移築され、井上家の開墾農場の迎賓館として、また居宅として永く使用されてきました。
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建物の老朽化から西洋館を取り壊すことになりましたが、市内唯一の明治建築の西洋館であることなどから、現当主(故人)を始めとする識者から保存の機運が盛り上がり、昭和63年度に民芸館に移築復元されました。
平成12年(2000年)12月に、国の登録有形文化財に指定されています。
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建物の中に入って見学(無料)ができます。

民芸館の敷地一帯から平戸橋近くまでは、散策路が整備されていて、春の桜と秋の紅葉は素晴らしい景観を見せてくれます。

駐車場のある前田公園と民芸館周辺は、11月の末頃には真っ赤な紅葉が楽しめます。