毎月8日は、豊田市中心街の「挙母(ころも)神社」の境内で「八日薬師市(8の市)」が立つ日です。
今日は今年初めての8の市の日でした。
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8日市では、八百屋や魚屋だけでも7、8軒出店しています。
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それぞれの品物を、買い物客は値段や味などの自分の好みに合わせて、なじみの店で買っているようです。
 それゆえに売り手も必死です。
威勢のいい呼び声があちこちから飛び交い、思わず立ち止まってのぞいてしまう雰囲気が、そこにはあります。
こうした活気のある風景は、8の市を見ているだけでも楽しいものです。
このほかにも焼き芋、ポン菓子、刃物、焼鳥、漬物、乾物、切り花や花の苗などの挙げればきりがないほどのいろいろな店がところ狭しと並んでいます。
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8の市は朝早くから開いていて、午後には店を閉め始めますので、午前中に出かけるのがお勧めです。
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八日薬師市の名前の由来となった「子守薬師」は、挙母神社境内にある「輝雲山瑞光院」の別名です。
瑞光院は、天長年間(西暦824年)から続く歴史ある寺院だそうですが、不運な出来事があり平成12年12月の早朝に火災で全焼し、ご本尊の薬師如来像も焼けてしまったそうです。

豊田市の歴史書の挙母神社の古い写真に、焼失前の瑞光院の本堂の建物が、神木の樟(くす)の大木の横に写っていました。
豊田の文化財より挙母神社の樟

上の写真とほぼ同じ位置から写した現在の景観が下のものです。
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敷地の周りの石垣と石の階段が残っているだけですが、小さな仮の建物に薬師如来が奉られています。
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再建される話は今のところ聞こえてきませんが、早く昔のような本堂が立てられることを望んでいます。

瑞光院の薬師如来は焼失してしまいましたが、八日薬師市は今でも8日市として挙母の人たちで守られてきました。
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八日市の露店商は、現在は挙母神社境内に出店していますが、昭和40年頃までは、神社近くの商店街の中町通りにぎっしりと並び、歩けないほどだったそうです。
露店商がどんどん増えて、交通渋滞などの問題がおきてしまい、露店を挙母神社の境内に移動させていき、現在の形になったとのことです。

月に一日しか開かないので、次の市の日が待ち遠しい挙母神社の8の市です。