4月9日の午後、ミササガパークに行った後に、近くの刈谷市高須町にある「フローラル ガーデン よさみ」に行ってきました。
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依佐美送信所があった隣地に平成19年(2007年)にオープンした刈谷市の施設です。
ここには姿を変えて残る依佐美送信所記念館があります。
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依佐美送信所についての説明資料がありました。

現在の刈谷市(当時の愛知県碧海郡依佐美村)に世界最大級の大電力無線通信所として設立され、昭和4年(1929年)から欧州向けに運用を開始しました。
大電力のテレフンケン式発電機(ドイツ製)を使用した長波送信設備と、刈谷市のシンボルとして市民から親しまれた高さ250mのアンテナ鉄塔8基は、平成5年(1993年)にその役目を終えるまで活躍しました。
解体前の鉄塔の写真がネット検索で見つかりました。
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この鉄塔が広い田んぼの中に8本も立っていました。
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この遠くから見た写真でも4本しか写っていません。

海面下まで電波を届けることができる長波(低い周波数の電波)の特性から、太平洋戦争時には日本海軍潜水艦との交信に重用され、太平洋戦争の真珠湾攻撃を指令した「ニイタカヤマノボレ」の暗号文も依佐美送信所から潜水艦へ発信されたといわれています。
依佐美送信所は、平成9年(1997年)に鉄塔、平成18年(2006年)には送信所が解体されましたが、いまも重要な機械遺産・産業遺産として一部の施設を残しています。


かつて日本の通信の中核となった依佐美送信所を、技術や産業の遺産として保存を望む声もありましたが、平成18年(2006年)にやむなく解体されました。
記念館の敷地内には、解体前の鉄塔の高さ(250m)の鉄塔の頂上部と基部を含んだ、高さ25mの鉄塔の記念塔(平成11年建設)が立てられています
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当時の依佐美送信所の建物をイメージした記念館を建設し、内部にはかつて対欧無線設備として活躍した各種の機器が展示されています。
記念館の近くに大きな石碑が置かれています。
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その石碑には「対欧無線通信発祥地」の文字が刻まれています。

フローラルガーデンよさみには、送信所建設当時の資材輸送のために、臨時に鉄道が敷かれたこともあり、それをイメージした250mの路線を走るミニSLが子供向けの乗り物施設としてあります。
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その他に、イングリッシュガーデンや梅園・フローラルプラザなどがあり、ゆっくりとくつろげる素敵な空間です。

フローラルガーデンには季節の花が咲いていました。
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色とりどりのチューリップです。
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駐車場の横にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいて、
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菜の花畑が広がっていました。
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菜の花畑から見た依佐美送信所記念館と高さ25mの記念鉄塔です。
無線の設備に興味のある方は、記念館に入ってゆっくりと見学するのも良いと思います。