8月も後半に入りましたが、まだまだ残暑が厳しい日が続きます。
この時期に、豊田市足助町の香嵐渓の飯盛山の斜面では「キツネノカミソリ」というオレンジ色の花が咲いています。
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おもしろい名前ですが、これは細長い葉っぱをカミソリに見立てて付けられたと言われています。
なぜキツネと付くのかは定かではありません。
花の色をキツネの色に見立てたものとか、葉がない状態でいきなり花がにょっきり伸びてくる姿が、キツネに化かされたようだからという説もあります。
どれもユニークでおもしろいと思います。

別の呼び方でリコリス( Lycoris )とも言われています。
花の美しさを称えて、ギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきています。
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日本の東北より南の地域に自生する球根植物で、秋のお彼岸頃に真っ赤な花を咲かせるヒガンバナと同じ属の仲間で性質も似ています。
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雑木林の中やその縁辺、日の強すぎない北側の傾斜地、里山や神社の境内などでよく見かける夏咲きの野草で、お盆頃によく見られます。
早春から初夏にかけて地際から帯状の葉をたくさん茂らせ、夏になると葉が黄変して枯れます。
8月の中頃に花茎を30cm~50cm伸ばして、その先端に花を数輪咲かせます。

紅葉の季節で香嵐渓が賑わうまでには、まだ3ヶ月ほど先ですが、緑のもみじの木の陰で咲く「キツネノカミソリ」というユニークな名前の花を見に出かけてみてはいかがですか。