一円玉とほぼ同じ直径二センチほどの白い花で、花びらの先が、名前の由来にもなった細い糸状になっている。
本来は高原などの湿地に自生し、御船町のような標高七〇メートルほどの低地に咲くのはまれ。
市内で確認されているのはここのみで、一九七一(昭和四十六)年に市天然記念物に指定された。
ことしは、例年より咲き始めが一週間ほど早く、市教委文化財課の松井文信さん(63)は「見頃は今月上旬まで。早めに見に来て」と話す。
保護のため、フェンス越しからの観賞となる。
目印の案内板が県道豊田明智線の御船町中島交差点にある。
という記事でした。
そこで、10月2日の午後、出かけてきました。
県道11号線(豊田明智線)の豊田市御船町の中島交差点に立てられた案内板です。
小さな看板なので見逃しそうです。
交差点で県道を右折して、細い道をくねくねと進むとその場所に到着します。
この場所の前には、車を停めるスペースが1台分しかありません。
豊田市の担当者の人が来ていて、その場所に車を停めていたので、少し離れた農道に停めさせてもらいました。
フェンスで囲われたシラヒゲソウの自生地の中にカメラを持った人が入っていて撮影をされていました。
フェンスの中に立てられていた説明板です。
フェンスの外側から写したシラヒゲソウです。
説明板にあるように、20~30センチの高さに伸びた茎の上に一円玉くらいの五角形をした白い花が咲いていました。
葉っぱは茎を取り巻くような「じん臓形」の丸い形をしています。
フェンスの中の数か所に咲いていました。
デジカメをズームインして写したシラヒゲソウです。
もっとアップしました。
花の時期が、もう終わりに近づいているようで、花びらの散ったものもありました。
一般には高原の湿地に咲くシラヒゲソウが、平地の豊田市内では、ここ御船町にしか見つかっていないという貴重な自然の花の自生地です。
豊田市の天然記念物として大切に管理していただいて、また見に来たいと思います。
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