先日、秋の季節を感じさせる和菓子「栗きんとん」を訪ねて、岐阜県八百津町へ 行ってきました。
栗きんとんといえば、中津川市も有名ですが、こちらの方が歴史が古く、発祥の地だと力説しているのが八百津町です。
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八百津町の本町通りに、栗きんとんの老舗が3軒並んでいました。
 木曽川に近い方から「梅屋」さん
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 そして、元祖と看板に表示している「緑屋老舗」さん
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創業明治5年と書かれています。
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大正時代に「緑屋老舗」の3代目が、美濃地方で初めて「栗きんとん」を作りだしたと伝えられています。
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緑屋老舗の店内の様子です。
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 もう一軒は、こちらも元祖栗きんとん本舗と名乗る「亀喜総本家」さんです。
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歴史のある店で、歴代100年余といわれる老舗です。
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三軒で、少しづつ栗きんとんを買って、食べ比べをしてみましたが、どこの栗きんとんも手作りの素朴な味で美味しかったです。

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この他に、八百津の栗きんとんの店は「藤乃屋」さんと「とらや製菓舗」さんの5軒が有名です。

八百津じゃなくて、こちらが栗きんとんの発祥の地という説がある、中津川の「本家すや」の菓子箱です。
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歴史を感じさせるデザインになっています。

そんな中津川の「すや」に対して、八百津の「緑屋老舗」が栗きんとんの発祥の地と力説している歴史は・・・

八百津の地で明治5年から営業を続ける和菓子屋の緑屋老舗の三代目翠翁・白木鍵次郎が、宮本武蔵が座禅修行したと伝えられる禅寺・八百津の大仙寺の住職の助言を受け、大正時代に創製したのが、栗きんとんの始まりだと言われています。

その大仙寺は、栗きんとんの店から近くだったので立ち寄ってみました。
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境内には宮本武蔵が座禅をしたという石が置かれていて、
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説明板には、武蔵はこの石の上で三日三晩座禅を続けたと書かれていました。

豊田市内の和菓子屋さんでも栗きんとんは、それぞれの店で作られて売られています。
この季節限定の素朴な和菓子「栗きんとん」。
真心こめて手作りのお菓子なので、どの店のものでも美味しいです。