豊田市街地から矢作川にかかる高橋を渡って少し進んだ左側にある豊田市寺部町で、武家屋敷の建造物「旧松本家長屋門」の一般公開が、4月9日 (土) にありました。

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この長屋門は寺部領主・渡辺家の家臣であった松本家に残された江戸時代の長屋門で、間口約21・8メートル、奥行き約3・8メートルで、江戸時代末期に建てられ、明治期に増築されたものです。
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武家屋敷にふさわしい質実な建物として、平成21年(2009年)に豊田市の有形文化財に指定され、5年後の平成26年(2014年)に松本家から豊田市に寄贈されました。

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その後、2年間かけて豊田市が傷みの激しかった建物全体を修復し、江戸時代の姿を取り戻しました。
長屋門には門番や使用人が詰める番所や、解体調査で新たに見つかった馬屋も復元されています。
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工費は約6100万円かかったそうです。
この長屋門内は資料館のようになっていて、松本家や周辺の歴史を紹介する展示がされています。
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松本家については・・・
江戸時代に現在の寺部地区の領主・渡辺家の家臣であった家です。
この寺部渡辺家の初代・渡辺守綱(わたなべもりつな)は徳川家康と共に戦い、徳川十六将の一人に数えられ、槍の名手として知られていました。
松本家の初代・浅利兵左衛門は、二代領主・渡辺重綱の時、守綱の命で客人として200石と家屋敷を与えられ、後に家臣となりました。
初代は浅利といいましたが、信州松本の出身であったことから松本を名乗りました。
と伝えられています。
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今後の旧松本家長屋門の公開は毎週 土・日曜日の午前10時~午後5時に行なわれています。
平日の見学については、事前に豊田市郷土資料館(文化財課)へご相談くださいということです。