日本中が注目した伊勢志摩サミットが無事に終了しました。
そんな中で、サミットに参加したカナダのトルドー首相は、早くに来日して、伊勢志摩サミット前日の5月25日には、夫人と一緒に、志摩市と鳥羽市の境にある青峰山に登り、山頂近くの寺の境内を散策するなどして伊勢志摩地域の魅力を満喫したという新聞記事が有りました。

トルドー首相が御夫婦で散策したというお寺は、鳥羽市の青峯山 正福寺だったそうです。
正福寺は鳥羽市と志摩市の境にある古刹で、海上保安の祈願所で有名なお寺です。
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数年前に、私も伊勢神宮を参拝した後で青峰山の正福寺に行ったことが有ったので興味のある情報でした。

その時に写した正福寺の山門です。
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30年かけて建造されたと伝わる大きな山門(大門)で、江戸時代の文政13年(1830年)に建てられたと伝わっています。
あまりに豪華な山門なので「鳥羽藩に過ぎたるもの」と呼ばれたそうです。

山門をくぐって境内へ進んで行くと、鐘楼が有ります。
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金堂に向かう参道です。
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境内には杉の大木が何本もそびえています。
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二層の建物の正福寺の金堂です。
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青峰山が海からの見通しが良く、航行目標・距離の捕捉に役立つことから、漁業関係者や船員の信仰を集めています。
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金堂と聖天堂を結ぶ回廊には、全国各地から奉納された絵馬や護摩札が数多く掲げられていました。
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毎年、青峰山正福寺で旧暦の1月18日に開催される「御船祭(おふなまつり)」は、海上守護を祈願する漁業関係者を始め、ハイキングを楽しむ人たちも祭りに訪れ賑わいます。

山門の内外に展開する露店で弾き猿やねじり菓子を買い求めるという慣例があるようです。
境内には日本全国から奉納された色彩豊かな大漁旗が埋め尽くし、山中でありながら漁港さながらの賑わいを見せるそうです。