先日、愛知県半田市にある酢の博物館「ミツカンミュージアム」へ行ってきました。

今からおよそ30年前の昭和61年(1986年)に開館した博物館「酢の里」は平成25年11月で一時閉館し、昨年の平成27年(2015年)11月に新しく体験型博物館としてオープンしました。

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日本一の酢の生産量を誇る(株)ミツカンは、江戸時代中期の文化元年(1804年)、中野又左衛門により尾張国知多郡半田村(現在の愛知県半田市)で酒造業として創業しました。

この地域でさかんな日本酒の製造後に残る酒粕(さけかす)を用いて酢を作り、米を用いた酢より安価であったため、この地で製造した酢を船で江戸に運ぶことで、江戸庶民に寿司が普及する要因となりました。

ミュージアムの入り口の建物です。
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ミツカンミュージアム前の半田運河の周囲にはミツカンの倉庫群の建物が並んでいます。

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ミュージアム内の展示資料で、半田から江戸へ酢を運んだ説明がされています。
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その時に使われていた弁才船「富士宮丸」が復元されて展示されていました。
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館内に展示されているので大きく感じましたが、この船で太平洋沿岸の荒波にもまれて行ったかと思うと驚きです。
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全長が20mしかない小さな船です。
嵐で太平洋を漂流してアメリカの船に助けられたことも有ったようです。

今ではお馴染みのミツカンのマークですが、明治20年(1887年)にミツカンは三本線に丸をつけたロゴを商標登録しています。
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ロゴマークの説明があり、三本線は中埜家の家紋が由来していますが、三本線にはそれぞれ意味が有って、酢の命でもある「味」「利き」「香り」の意味も持っており、下の丸は「天下一円」を意味しているそうです。

酢の博物館なので、酢が出来るまでの工程や作業の様子を説明していきます。
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見学には予約が必要ですが、人数に余裕が有れば当日行っても入ることができるようです。
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およそ1時間のミュージアム内の説明の最後には、握りずしの体験コーナーや、
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いろいろと酢を使った料理の見本やレシピが有りました。
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また、この時期ならではのハロウィンの調理も並んでいました。
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ミツカンミュージアムは入場料が必要ですが、十分に楽しめ、酢について知恵が膨らむ展示がされています。
ぜひ一度、出かけてみてはいかがですか。