4月1日 (土) 2日 (日)の2日間、愛知県犬山市の 「犬山祭り」が行なわれました。
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昨年(2016年)12月に「山・鉾・屋台行事」の名称で、地域の安泰や厄よけを願う全国18府県の祭礼行事の合わせて33件が「ユネスコ無形文化遺産」に登録がされました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された33件の祭礼は、いずれも「国の重要無形民俗文化財」に指定されています。

愛知県には「尾張津島天王祭の車楽だんじり舟行事」「知立の山車文楽とからくり」「犬山祭の車山行事」「亀崎潮干祭の山車行事」「須成祭の車楽船行事と神葭流し」の5件が所在し、全国最多を誇っています。

ユネスコ無形文化遺産に登録されて初めて行われた「犬山祭り」の4月2日 (日) の本楽祭を見に行ってきました。
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例年なら、満開の桜の中で行なわれる祭りですが、今年は3月の寒さでソメイヨシノ桜の開花が遅れたため、早咲きの桜は咲いていましたが、ソメイヨシノはまだ咲きはじめの状態ででした。

まつり会場の犬山祭りの山車が展示してある「どんでん館」の入り口には、ユネスコ無形文化遺産登録を祝う横断幕が有りました。
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犬山祭りは、寛永 12 年(1635年)から始まった犬山城の城下町にある針綱神社の祭礼です。
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祭りの主役は 13 輌の「車山(やま)」で、高さ8mもある三層からなる豪華なものです。
全ての車山が江戸時代から伝わる「からくり人形の舞」を奉納するのは全国でも唯一だそうです。
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祭りの二日目の本楽祭は、各町内の「車山」が順番に針綱神社前で自慢の「からくり」を奉納します。
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数輌の「車山」が針綱神社前に並んで、奉納の順番待ちをしています。
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神社の前に到着した「車山」の上では江戸時代から伝わるからくり人形が操られ、様々な演技が奉納されます。
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からくり人形は一番高い三層目の所で演技を行ないます。
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この車山では、からくり人形が逆立ちをする技も披露されました。
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逆立ちが成功した瞬間には、観衆から大きな拍手がおくられていました。
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山車の中で3~4人が糸を操って人形を動かしているのだそうです。

からくりが奉納された山車は神社の前で180度向きを変えて町内の曳き回しに出ていきます。

「どんでん」と言って、祭男たちが息を合わせて重さ5トンを超える車山を持ち上げ、豪快に方向転換します。
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男衆が7人ずつ2列で、車山の前側を担ぎ上げ、前側の車輪が宙に浮いた状態にします。
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そして、担ぎ上げたままで時計方向に回ります。
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反対側では、こじ棒で車輪を回したりして補助をしています。
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180度回転しても、まだ担ぎ上げたまま降ろしません。
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そのままで、どこまで進めるのか、各町内で力自慢を競うのだそうです。
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数メートル進んで「どんでん」が終わると、周囲の観衆から大きな歓声があがりました。
からくり奉納後は二手に分かれて城下町を運行します。

その後、13輌の車山は、北組6輌と南組7輌がそれぞれに集まって午後6時からの夜祭りを待ちます。

夜祭りでは、車山に飾られた365個の提灯に灯りが灯され、再び城下町を巡行します。

城下町の休憩所で、ゆっくりとお茶などをいただきながら時間を過ごし、夜祭りの準備をしている場所に出かけてみました。
すでに、ほとんどの提灯が取り付けられていました。
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提灯に灯がともるまでには、もう少しです。
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午後6時20分過ぎ、提灯に灯が付けられました。
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365個に全部灯を点けるのも大変そうです。
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この後、冷たい北風が吹き、寒さが厳しくなってきたので、風邪をひかないよう体調を考慮して帰ることにしました。
またの機会に、今度は暖かくして、夜祭りを見に来ようと思っています。