中日新聞の桜だよりを見て、4月13日 (木) 今が満開の岐阜県本巣市根尾谷にある国指定天然記念物で、日本三大桜の一つの「淡墨桜(うすずみざくら)」を見てきました。
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道路の渋滞を考慮して、朝早くに豊田市を出発し、東海環状自動車道の関広見ICを経由して、渋滞もなく順調に走り、9時30分頃に本巣市の淡墨公園の市営駐車場へ到着しました。
ここから淡墨桜まではすぐ近くです。
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駐車場から北の方向に雪山が見えています。
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観光案内マップを見ると、あの雪山は奥美濃の最高峰の能郷白山(標高1617m)という山でした。
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駐車場から散策路の両側に多くの出店が並ぶゆるやかな坂道を登って行くと、広い平坦な芝生広場の淡墨公園に到着しました。
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そこには、満開の大きな桜が2本並んでいます。

2本のうち、右側の太い幹の古木が天然記念物の根尾谷淡墨桜です。
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桜の木の左側の方へ行ってみると、
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奥の方に植えられている若い樹の根元に、大正12年に植えた淡墨二世の表示が有りました。
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二世の桜でも樹齢が百年近くになっていますが、天然記念物の桜は何んといっても推定樹齢が千五百年の巨木の桜です。
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長く伸びた幹や枝先には30本近い柱で、枝が折れないように支えられています。
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本巣市観光協会発行のパンフレットに書かれた説明では、樹高が16mで、幹の太さ(幹囲目通り)も9.90mあります。
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過去には枯死寸前にまでに衰えた老木を、多くの人の懸命な保護活動で不死鳥のごとくよみがえり、毎年元気に満開の花を咲かせています。
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枝の先端には蕾みの時の薄紅色から満開の白い花に変化したたくさんの花が咲いています。
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やがて、散り際には名前のような薄墨(淡墨)色となるのです。

淡墨桜から少し離れた所に、石板に刻まれた天然記念物の説明板が有りました。
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大正11年、内務省天然記念物指定1号だそうです。

淡墨桜から少し離れた所に座って、のんびりと景観を楽しみました。
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帰りには淡墨桜の土産を買い求め、駐車場に戻りました。
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帰り道の国道には、これから淡墨桜に向かう車の渋滞の列が、およそ1キロを超えていました。
早くに出かけて良かったと、この渋滞を見てホッとしながら帰りました。

平日でも見頃の時期には多くの観光客で道路が渋滞しています。
土曜日曜日の休日の渋滞がどれほどか、予想が立ちません。
休日をなるべく避けて、遅くても朝10時ごろには着くように出かけることをお勧めします。