豊田市喜多町の豊田市近代の産業とくらし発見館では現在ミニ企画展「まゆまつり2017~養蚕がさかんだった頃~」が開催されています。

6月2日 (金) 、くらし発見館に出かけてきました。
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館内の展示室には、豊田市でかつて盛んだった養蚕が紹介されています。
カイコの一生が絵や現物などで、分かりやすく説明されたパネルがありました。
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また、生きたカイコを間近で観察できるように、桑の葉を食べている生きているカイコが飼育されています。
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カイコが生まれて桑の葉を食べて大きく育ち、やがてまゆを作り出荷する養蚕農家が説明されています。
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展示物で驚いたのは、くらし発見館のスタッフで製作したジオラマです。
養蚕農家で元気に育つカイコたちの場面です。
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ジオラマに近づいてみました。
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桑の葉を運ぶ姿もみごとな出来栄えです。
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夜中の1時に、カイコに桑の葉を与えている風景です。
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糸を吐き始めたカイコの様子です。
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細かいまゆが一つ一つ作られています。
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7月2日までの企画展の期間中、カイコの飼育を続けるくらし発見館のスタッフの皆さんの苦労は大変だと思います。

現在、車のまちとして知られる豊田市は、かつては挙母(ころも)と呼ばれ、明治末期から昭和にかけて西三河地方北部の繭(まゆ)取引きの中心地として栄えていました。
くらし発見館の建物は大正10年に建てられた旧愛知県蚕業取締所第九支所の跡で、国の登録有形文化財になっています。