6月3日 (土)、 豊田市近代の産業とくらし発見館の企画展「まゆまつり2017」の関連行事として、奥三河の新城市で養蚕農家をされている蚕室を訪ねる見学会が行なわれました。

見学会への参加募集は20名と少人数でしたが、予約の申し込みが受け付けられて参加することができました。

豊田市のバスに乗って、朝9時半くらし発見館を出発し新東名高速道で新城市へ向かいました。
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道の駅「もっくる新城」で休憩して、11時ごろ目的地の養蚕農家に到着しました。
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屋根に特徴のあるこの家屋に、蚕が飼われている蚕室があります。

中に入ると広い土間に、床上50センチほどの高さで、畳2~3枚分の広さの板の上に、桑の葉が敷き詰められた5枚の飼育板が並んでいました。                                      
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ムシャムシャと音を立てて桑の葉を食べているカイコは、生まれて26日目の5齢まで育ったもので、長さが5~6センチほどありました。
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もう2~3日でまゆを作るそうです。
桑の葉が食べられてしまった場所は、カイコが重なるように動いています。
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今まで見たことのない、すごい光景です。

養蚕農家の海野さんの説明では、今年の飼育数は2万5千頭ということでした。
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海野さんは大正14年生まれだそうです。

毎年7月、海野さんが生産した繭で紡いだ「赤引きの糸」は、渥美半島から「お糸船」に積まれて伊勢神宮に奉納されます。
蚕糸は天照大御神に奉納される衣になるということです。

奥の部屋には、すでにまゆを作り始めているカイコがいました.。
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この繭を作る部屋を蔟(ぞく)といいます。
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どの部屋に入ろうかと探しているカイコがいました。
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光をかざして見てみると、繭の中のカイコの動きがシルエットで良くわかります。
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およそ1時間、ゆっくりと見学させていただき、養蚕農家をあとにしました。

このあと、近くの設楽原歴史資料館の見学や砥鹿神社を参拝してくらし発見館へ戻りました。
いろいろと見聞きすることができ、大変有意義な見学会「養蚕農家を訪ねて」でした。