6月23日 (金) 、遠州森町の花めぐりに行く途中で、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で話題の浜松市引佐町井伊谷にある龍潭寺(りょうたんじ)を訪ねました。

DSCN0365

平日の朝10時半ごろでも、大型バスの駐車場には次々と観光バスが入ってきます。
DSCN0366

龍潭寺は大河ドラマで話題になる前から国指定名勝の龍潭寺庭園が観光地として知られている場所でした。
DSCN0364

アジサイの花が咲く龍潭寺の山門をくぐり、中に進みます。
DSCN0376

石段を登って行くと、大河ドラマの幟旗が並んでいます。
DSCN0312

龍潭寺見学の受付がある庫裏です。
DSCN0378
拝観料(500円)で履物をビニール袋に入れて持参し、案内の矢印に沿って本堂へ向かいます。

歩くと「キュッキュッ」と音がする、うぐいす張りの本堂の廊下を進むと本堂正面の補陀落(ふだらく)の庭が見えます。
DSCN0319
敷き詰められた白砂が浜名湖を表現しています。

銀閣寺のような朱塗りの楼閣の開山堂を通って進みます。
DSCN0330
開山堂の中は薄暗く、代々の住職の位牌などが祀られています。

その奥に、井伊家千年40代の位牌が祀られている御霊屋(みたまや)がありました。
DSCN0329

この御霊屋には、元祖 井伊共保、22代 井伊直盛、24代 井伊直政の木像が安置されています。

この建物は中に入れません。
DSCN0327

そして、いよいよ本堂裏側にある国指定名勝の庭園が見えてきました。
DSCN0326

廊下に座布団が並べられ、そこに座って庭を眺めることができます。
DSCN0343
座ってしばらくすると、庭園の説明放送が始まりました。
こちらの庭園は江戸時代に小堀遠州によって造られた【池泉鑑賞式庭園】で、石が表現する禅寺の庭です。

DSCN0333

庭園に配置された石についての説明がありました。

庭の中心の山にある石は「守護石」で、そのそばに2つ小さな石が並んでいて、本堂の本尊と同じように「三尊石」として配置されています。
DSCN0343 (2)
また庭全体の左右に大きな石が一つずつ配置されているのが仁王石(におうせき)、仏の番人です。
左の端の仁王石と、
DSCN0338
右の端の仁王石です。
DSCN0339

中央に亀出島
DSCN0341

池の本堂側の庭の中央に平らな石が礼拝石(座禅石)です。
DSCN0340
季節ごとに雰囲気の違う庭が楽しめるそうで、春のサツキと秋の紅葉は必見だそうです。

書院の縁側から斜めの方向に見た庭園です。
DSCN0345
写真の左側が、庭の観賞席のある本堂の裏側です。

お寺の建物の外に出て境内の散策路から見た龍潭寺の本堂です。
DSCN0350

本堂の外回りを進むと井伊家の墓所がありました。
DSCN0356
奥に並ぶ2つの墓石は、右が元祖井伊共保、左が22代井伊直盛のお墓です。
他の墓石も配置図がありました。
DSCN0357

その説明によると、直虎といいなずけだったといわれる直親は隣に並んでいました。
DSCN0358

龍潭寺の前の田んぼの中に残っている井伊氏発祥の井戸も見てきました。
DSCN0367

DSCN0368

井戸の中には水が湧いているようでした。
DSCN0369
NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送で、たくさんの観光客が訪れている龍潭寺周辺でした。