豊田市梅坪町にある雲晴山安長寺(あんちょうじ)の山門が国の登録有形文化財(建造物)に登録されることになり、国の文化審議会は、文部科学大臣に対し、7月21日(金)に答申されました。
今後、官報告示を経て、豊田市内では19件目の登録有形文化財となる予定です。
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安長寺は、室町時代の文明9年(1477年)創始と伝える真宗大谷派寺院で、江戸時代の安永2年(1773年)頃に当地に移りました。
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山門は、江戸時代末期の天保3年(1832年)本堂の前に東を正面にして建てられ、間口3.9m、奥行き約2.9mで屋根は瓦ぶきの入り母屋造りで、正確な高さは計測しておらず不明ということです。
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この山門は楼門ですが、上層に鐘を吊る鐘楼門ではなく、上層内部に仏壇を設け、かつては三尊仏を安置していました。
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このような楼門に三尊仏をまつる仏壇を設けた真宗寺院は豊田市内に他にはなく、多くの真宗寺院が存在する三河地方においても稀有な遺構であり、極めて貴重であるということです。
三尊仏は現在、安長寺内の別の建物に収蔵されています。
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鐘楼は山門の横に有り、新しく建て替えられて、山門とは対照的にピッカピカに輝いています。
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山門の横に今までの鐘楼に使われていた梵鐘が置かれていました。
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お寺の方の話では、古い梵鐘は戦争中に無くなってしまい、戦後の昭和23年ごろに鐘楼に取り付けられて、最近まで使われていた梵鐘だそうです。


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安長寺は、毎年早春の3月には梅まつりで賑わう平芝公園のすぐとなりのお寺で、梅まつりの期間中には、お寺の駐車場を梅を見に来た人が利用できる臨時駐車場になります。

また、山門横のしだれ桜は毎年3月下旬ごろに見頃になりライトアップもされています。
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上の写真は平成26年(2014年)3月27日に撮影したものです。

我が家の近くのお寺がこんな歴史的な価値のあるお宝の文化財があるとは驚きでした。