豊田市喜多町にある豊田市近代の産業とくらし発見館では、平成29年度の企画展として7月25日から10月1日まで「とよたの製瓦業(せいがぎょう)~いぶしの輝き~」が開催されています。
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休館日は毎週月曜日で、入館無料です。
8月5日(土)に見に行ってきました。
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企画展のパンフレットには、
かつて、豊田市域には多くの瓦製造所があり、瓦を焼くダルマ窯から立ちのぼる煙は一つの風物でした・・・・・
と書かれていて、展示室には説明用のパネルや、さまざまな瓦の製作道具が展示されています。
豊田市域における瓦製造の歴史から、
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いぶし瓦を焼いたダルマ窯や、
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いぶし瓦を作る工程や、
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現在は無くなってしまった豊田市域の瓦製造所が説明されています。
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また、豊田市で活躍した鬼瓦職人の話も紹介されています。
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昭和30年頃には豊田市内で40か所を超えた瓦製造所も、昭和40年代に入ると、ダルマ窯は一つまた一つとその姿を消していったそうです。
その理由は、自動車産業の発展に伴う人口増加により市街地化が進み、瓦を焼く黒煙が嫌われたことや、瓦製造は重労働だったことや、碧南や高浜の大手企業に対し豊田市内は家内工業的な規模がほとんどで、資本面で対応が出来なかったなどがあげられるようです。
平成5年まで製造していた豊田市の花園町の寺田製瓦所も、伊勢湾岸道路関連の工事のため廃業となり、豊田市域の製瓦業は終わりを告げました。

現在、豊田市内で残っている唯一のダルマ窯が寿町にあります。
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大正10年ごろにつくられ、昭和56年まで使用されていたもので、歴史的に貴重な遺産として市の有形民俗文化財に指定されて大切に保存されています。