9月6日(水)の中日新聞朝刊の県内版に豊田市郷土資料館の記事が載せられていました。
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戦国時代を代表する2つの戦の様子を描いた豊田市指定文化財の「長篠合戦図と小牧・長久手合戦図の屏風(びょうぶ)」の公開が9月5日から豊田市郷土資料館で始まったというものでした。
9月18日まで行われているということです。

新聞の記事によると、屏風は六つ折り2組の「六曲一双」で、それぞれ縦1.56メートル、横3.56メートルほどの大きさです。

当時、犬山城主だった尾張藩付家老・犬山藩成瀬家が所蔵の作品を写本したものだそうです。
原本は、成瀬正一・正成親子が同合戦に参戦し、徳川家康配下での武功を顕著な構図で描いているものですが、豊田市郷土資料館が所蔵している本図は忠実な写ではなく、渡邊守綱の活躍が強調されている点に大きな特色があるそうです。
成瀬家から挙母藩の渡邊家に養女となった姫君ゆかりの資料と伝えられているものです。
江戸時代後期の作とされますが、作者は不詳です。
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写真の右側の屏風は、長篠の戦い(1575年)で、織田信長が武田勝頼の騎馬軍団を鉄砲隊で迎え撃つ様子を、また左側(手前側)の屏風は、小牧・長久手の戦い(1584年)で起きた羽柴秀吉と徳川家康の両軍の戦いを描いています。

公開されている屏風は江戸時代に描かれた写本ですが、豊田市の文化財に指定されており、その価値は高く、細かいところまではっきりと精巧に描かれています。
郷土資料館ではガラスケースの中で大切に保管されており、撮影も禁止になっていました。

この2つの屏風図のうちの一つ「長篠合戦図」の複製品(レプリカ)を豊田市が作成したものが市役所南庁舎ロビーで展示してあるということなので見に行ってみました。

複製品ということでガラスケースにも入れられてなく、カメラ撮影はOKでした。
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屏風絵の何処に誰が描かれているか説明がされています。
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豊田市にゆかりの武将、渡邉半蔵守綱の活躍が強調されているようです。
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屏風図を拡大して写してみました。
渡邉守綱が2カ所に描かれています。
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瓢箪を掲げる木下藤吉郎(羽柴秀吉)の姿がありました。

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松の枝の陰で白馬に騎乗の信長公です。
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川を挟んで反対側に馬上の武田軍の大将・武田勝頼の姿がありました。
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屏風絵は郷土資料館の物と比べると絵の鮮明度は悪いけれど、それでも素晴らしい長篠合戦図の屏風絵が見られます。
市役所南庁舎のロビーの展示は平日のみで9月22日までだそうです。