9月8日(金)、気持ちのいい青空が広がりました。
きれいな景観が楽しめそうな天候なので、山頂近くまで車で行ける豊田市に近い所に出かけました。

その場所は、たくさんの電波塔が立ち並ぶこの山、岐阜県土岐市の三国山(みくにやま)です。
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標高701メートルの三国山は土岐市と豊田市の境にある山です。
山全体が、美濃の国・尾張の国・三河の国の3つの国にまたがっていることからこの名前が付きました。(※岐阜県には三国山という名前の山が他にも2つあるそうです)
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土岐三国山は岐阜県立自然公園に指定されています。
岐阜県には、3千m級の高い山が連なる「中部山岳国立公園」と、白山を主峰とする「白山国立公園」の2つの国立公園のほか、「飛騨木曽川国定公園」、「揖斐関ヶ原養老国定公園」の2つの国定公園があります。
このほかに岐阜県立自然公園が15地域あり、、薩摩藩士の宝暦治水で作られた「千本松原県立自然公園(海津市)」、ひるがの湿原や清流長良川の渓谷美を持つ「奥長良川県立自然公園」、また原生林が美しい「御嶽山県立自然公園」などを指定しています。
「土岐三国山自然公園」は昭和44年4月に丘陵地帯からの展望・景観美が特徴の自然公園として指定されています。
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山頂付近には土岐市が夏の期間限定で運営するキャンプ場があり、キャンプ場までは車で行くことができるように道路が整備されています。

道路は舗装がされていますが、1車線で、対向車とのすれ違いが出来る場所が所々にはありますが、途中で対向車があると、すれ違いが大変な道路です。
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くにゃくにゃと山道を登って行くとキャンプ場前に広い駐車場が有りました。
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キャンプ場は8月末で閉鎖されていて、キャンプ場の広場には人っ気が無くひっそりとしていました。
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駐車場から展望台への道には三国山新四国八十八カ所のお参りが出来る弘法大師の石像が並んでいます。
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昭和9年に地元の人達で造られた三国山新四国八十八カ所も戦後にはお参りする人が減ってしまい草むらに埋もれてしまいましたが、保存会の人たちの手で昭和57年に今の場所に移設して再興されたようです。
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このゆるやかな坂道を数十メートルほど登って行くと三国山の山頂です。
山頂には、高さが10メートルほどもある大きな展望台がありました。
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県立自然公園の施設ということで立派な展望台です。
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階段を登って行くと、周囲に高い山がなく、展望台からは周囲の山々から濃尾平野まで、360度の大パノラマが望めます。
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涼しい風が吹き抜けます。
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展望台からの方角と、見える山の名前が書かれたものが有りました。
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御嶽山の方角です。
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この山が御嶽山だと思われますが、残念ながら雲の中に隠れてしまっていました。

山頂付近にはさまざまな電波塔が並んでいます。
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遠くにモクモクと入道雲が湧いていました。
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山頂展望台からの景観を楽しんだあと、対向車に注意しながらゆっくりと山道を降りてきました。
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もう少しくっきりと景色が楽しめることを期待していったけれど、少し期待外れになってしまった土岐市三国山のドライブでした。