豊田市陣中町にある豊田市郷土資料館では、開館して今年(2017年)の1月16日で50周年の節目を迎えたということで、開館50周年記念特別展「 ぼくらの1967 50年前のとよた・日本・世界~ 」が9月30日(土)から開催されています。
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特別展の初日の9月30日午後2時から、郷土資料館の学芸員と、とよた歴史マイスターによる展示解説が行なわれるということなので参加しました。
観覧料は一般の人は300円ですが、70才以上は無料ということでした。(※私は、3ヶ月前に70才になりました。ラッキー!)

この特別展のために郷土資料館の第1・第2展示室の常設展示品をすべて取り外し、新しい展示品に模様替えがされています。

郷土資料館学芸員の伊藤さんから、今回の特別展の概要から、展示されている品物や時代背景などの話がありました。
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懐かしいレコードが40枚ほどあります。
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係員が居る時なら、好みのレコードを聴くこともできます。

第1展示室の中央に初代カローラが置かれていました。
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千葉県の方が所蔵している車で、昭和44年式で48年間使用しており、走行距離数が56万キロだそうです。
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まさに50周年記念特別展にピッタリの展示品です。

当時の新聞広告もありました。
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カローラ1100デラックスの価格は、ラジオ・クーラー別で49.0 万円となっています。
この頃の高卒の初任給って、どのくらいだったんでしょうか?

展示車の後ろには大きな写真が貼られていました。
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その当時の、豊田市駅前付近の様子だそうです。

展示室には昭和40年代の生活で使っていたものがずらりと並んでいました。
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ステンレス流し台やホーロー鍋が台所の姿を変えていきました。
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レトルトカレーは昭和43年(1968年)2月、大塚食品が世界初の市販レトルト食品『ボンカレー』を阪神地区で限定発売しました。
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展示されているレトルトカレーは、名古屋発祥のオリエンタルカレーが、稲沢市の新工場のレトルト設備完成に伴い、昭和44年(1969年)に発売したオリエンタルスナックカレーです。(但し5年後に販売終了しています)
このころテレビから流れる喜劇俳優の南利明さんが出演のスナックカレーCMの中で最後に「ハヤシもあるでよ~」と名古屋弁フレーズは記憶にある人も多いと思います。

この他に、おもちゃ、着せ替え人形、
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本棚に雑誌平凡・明星が揃っています。
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ステレオの上に置時計が、どれもむかし懐かしい景色です。
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これらの展示品の多くは、北名古屋市歴史民俗資料館(旧 師勝町歴史民俗資料館)の昭和日常博物館から借用していました。

特別展は12月3日(日)まで(月曜日は休館)開催されていますが、カローラの展示は10月29日までで、この後はまた別のものが展示されるそうです。