愛知県半田市では、毎年3月から5月にかけて、10地区ごと別々に春祭りが開催されています。
その10地区から合計31輌の山車が、半田市役所近くの市職員駐車場の「さくら会場」に整列するという、5年に一度行なわれる第8回はんだ山車まつりが10月7日(土)、8日(日)の2日間、開催されました。
31輌の山車が勢ぞろいした「さくら会場」です。
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秋空の下の豪華絢爛の絵巻が繰りひろげられました。 

平成29年、第8回はんだ山車まつりのポスターです。
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「はんだ山車まつり」が始まったきっかけは「市長選で割れてしまった市民の気持ちを一つにしよう!」との狙いで、半田青年会議所などが昭和54年(1979年)5月5日に初めて開催されました。

それから8年後の昭和62年10月11日に、半田市制50周年を記念して、第2回はんだ山車まつりが開催され、この年の祭り終了後に、5年毎の市制周年に合わせた定期開催が決定されました。

第3回が行なわれた5年後の平成4年10月3日4日からは、期間を2日間に拡大して開催され、初めて宵祭り、山車の一泊を実施しました。
はんだ山車まつりの観客数(来場者)が、第2回の12万人から第3回は43万人と大幅に増えたそうです。

その後5年ごとに開催され、今年(平成29年)で第8回になるという歴史があります。
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この祭りに参加する半田市内10地区と山車の数は以下の通りです。
①亀崎地区   5輌
②乙川地区   4輌
③岩滑地区   2輌
④岩滑新田地区 2輌
⑤上半田地区  2輌
⑥下半田地区  4輌
⑦協和地区   2輌
⑧成岩地区   4輌
⑨西成岩地区  2輌
⑩板山地区   4輌
全部で31輌になります。
特に亀崎地区や板山地区から集合場所のさくら会場までは、およそ5キロ余の道のりがあり、普通に歩いても1時間以上かかる場所になります。
そこから山車を曳いて来るのですから、この祭りにかける意気込みが分かります。

祭り当日は、朝早くからJR半田駅前周辺に各地区からの山車が集まってきていました。
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さくら会場へ向かう道路(県道112号半田停車場線)には山車の列が出来ています。
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半田運河に架かる源兵衛橋を越えて、さくら会場への入場を待つ山車の列の向こうに、ミツカンのビルが見えています。
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ワッショイ!ワッショイ!と威勢のよい掛け声に引かれて順々に、さくら会場に入場していきます。
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会場の中では、入って来る山車を迎え入れます。
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入場した山車は、この場所で一旦止まって、笛や太鼓でお囃子を演じます。
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そして、山車はスタンド見つめる観衆の前を進んで行きます。
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大きくターンして決められた場所に整列します。
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すでに半数以上の山車が、さくら会場に入場して整列している列の後ろ側に回ってみました。
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山車の後ろ姿も鮮やかです。

さらに山車が次々と入場し、31輌の山車がずらりと並びました。
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豪華絢爛な山車31輌が勢揃いし、まさに壮観です。

各山車では、自慢のからくりを上演し披露しています。
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たっぷりと「はんだ山車まつり」を堪能して、さくら会場を離れました。
JR半田駅に向かう帰り道にも、大勢の人の群れです。
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主催者側の発表で、2日間で50万人を超える来場者で賑わったそうです。
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昼の部の山車まつりも素晴らしいですが、今度は提灯に灯がともる、宵まつりを見に行きたいと思っています。