先日(10月21日)のブログで、豊田市内で登録有形文化財の建造物のある寺院の一つ、若林西町の浄照寺を紹介しましたが、もう一つ豊田市内に有形文化財に登録されている建造物がある寺院がありました。
そのお寺は、猿投グリーンロードの力石インターチェンジの近くにある豊田市力石町の楽命山 如意寺(らくめいざん にょいじ)です。
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如意寺の創建は鎌倉時代の文永元年(1264年)、武蔵国荒木村(埼玉県行田市荒木)の領主 源海上人(安藤駿河隆光諱光信:親鸞の弟子)によって開かれたのが始まりとされます。
当時は満福寺と称していましたが、鎌倉時代末期の正中2年(1325年)に当時の衣城の城主中條氏の招きにより三河国青木原(現 花本町)に移り寺号を如意寺に改称、さらに室町時代の貞和元年(1345年)に志多利郷(石野町)に移り、11世明慶坊道知により江戸時代初期の慶長10年(1605年)に現在地に移されています。
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如意寺には国指定の重要文化財 や豊田市指定の文化財を所有しています。
 ・絹本著色親鸞上人絵伝-室町時代-国指定重要文化財
 ・木造源海上人坐像-室町時代-豊田市指定文化財
 ・大般若経-平安時代末期-豊田市指定文化財
以上、豊田市教育委員会の説明を参考。

指定文化財の他に、如意寺の建造物が平成25年(2013年)3月29日に有形文化財に登録されています。
登録されたのは山門・本堂・書院・鐘楼・太鼓楼の5つの建造物ですが、お寺の境内にはその旨の説明板は見つかりませんでした。

如意寺の山門です。
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建造された時期は江戸時代後期のものです。

本堂(左)と書院(右)です。
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本堂も江戸時代後期の建造で文政6年(1823年)頃といわれています。
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書院も江戸後期の建造で、明治42年に増築されているようです。
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鐘楼です。
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江戸時代中期、徳川幕府9代将軍・家重の時代の宝暦5年(1755年)頃の建造物と伝えられています。

そして太鼓楼です。
山門の北西に位置する木造平屋建て、入母屋造り桟瓦葺(さんかわらぶき)です。
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江戸末期の建造で昭和中期に改修されているそうです。
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屋根中央に棟の向きを違えた入母屋造桟瓦葺の太鼓櫓(たいこやぐら)を載せています。
外壁は鉄板張に改修されており、内部は西側二間半を茶所、東側二間を物置に間仕切りされています。
太鼓櫓の外壁は押縁下見板張で、四周を無双窓としています。

太鼓楼の横に豊田市の名木に指定されているイチョウ(公孫樹)の木がありました。
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樹高が20mある大木です。
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この木の根元にギンナン(銀杏)が大量に落ちていました。
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さすがにこれだけのギンナンが落ちていると、ギンナンを知っている方は分かると思いますが、周囲には異様な臭いが漂っています。
実は小粒でしたが、ギンナンが好きな人は、住職に話せば分けてもらえそうなくらい落ちていました。