イチョウの黄葉が綺麗なこの季節、豊田市指定のイチョウの名木を続けて紹介します。
今回は11月27日 (月)に 高橋地区の志賀町前田の庚申寺にあるイチョウの名木を訪ねました。
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その場所は東海環状自動車道の松平インターチェンジから西に1キロほどのところの志賀町区民会館のすぐ近くです。
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右となりの山には志賀神社があり、大きな杉などの木立が茂っています。
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志賀神社への階段の横の細い道を登って行くと、正面にイチョウの大木がありました。
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庚申寺の狭い境内の片隅で、たくさんの葉を茂らせて聳えています。
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名木指定第114号の表示があり、樹高が25メートルと書かれています。
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銘板には書かれていませんが、豊田市の名木指定情報では樹齢が100年以上となっています。

お寺に住んでおられ、ちょうど洗濯物を干していた人がみえたので、少し話をお聞きすることができました。
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むかし、この場所には寺子屋があって集落の子供たちが学んでいたそうです。
その時代に植えられたイチョウが大きくなったということで、メスの樹なのでギンナンが実りますが、その年によって実の付き方に違いがあり、今まであまり多くの実を付けたことが無いということです。
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たしかに周りを見渡してもイチョウの木が見当たらないので、オスの花粉がここまでなかなか飛んでこないのかもしれません。
お寺の方の話では、今年は色付くのが遅くて、やっと黄色になってきたとのことでした。