旧飯田街道の資料を求めて豊田市石野交流館でいただいた「石野めぐりマップ」の飯田街道コースを見ていると、旧西中金駅の近くの飯田街道から少し外れた所に「おはせの宮」という奇石があるということなので訪ねてみました。
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猿投グリーンロードの力石インターから国道153号線を足助方面に走り、中金町平古の信号交差点を右折して、県道345号線を500mほど進むと、左側に路肩が広い所がありました。
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未舗装の道が林に中に伸びていますが、この先には、車が入れないようにロープが張られていました。
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案内板は何もありません。
路肩に車を停めて、ここから奥に歩いていきました。
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およそ200mほど進んで行くと、左手の斜面の上に大きな石が突然現れました。
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近づくと、白ペンキで塗られた杭に「おはせの宮」と書かれています。
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ちなみに、おはせの宮の「おはせ」とは「陰茎・男根」のことで、隠語辞典にも書かれています。
毎年3月15日に行なわれている愛知県小牧市の田縣神社の豊年祭では「大男茎形(おおおわせがた)」と呼ばれる神輿(みこし)を担いで練り歩きます。

崖の下の道路から、手作りの階段があって、近くに行けるようになっていました。
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現地には何も説明板が有りませんでしたが、石野交流館でいただいたパンフレットの「石野めぐりマップ」には・・・
「おはせの宮」について、男性のシンボルと女性のシンボルを形づくっている非常に珍しい自然の巨石です。
と説明されています。
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注連縄が掛けられている岩がありました。
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パンフレットの説明文にあった女性のシンボル(?)の巨石です。
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こじ付けの感じもしますが、一応良しとしましょう。
インターネットで検索すると、2017年7月の朝日新聞にも記事が出ていて・・・
この奇岩「おはせの宮」が子宝に恵まれるご利益があるとされ、地元の住民が周囲の草刈りをするなど手入れをしている。
と書かれています。
今はまだ案内板も説明板も有りませんが、この巨石を宮として祀っている近くの岩倉神社の住職さんは、寄付金を集めて整備していきたいと話されているということです。