豊田市稲武地区には大正時代に造られたコンクリートアーチ橋が4つ残っています。
その内の一つの大野瀬町の野入川に架かる「前橋」は景観の美しさから、豊田市をロケ地にして製作された映画「星めぐりの町」で登場しました。(※ 2018.4.4のブログ参照)
いなぶ観光のパンフレットを参考にして、あと3つのコンクリートアーチ橋を見て回りました。

今回紹介する橋は「旧ウルシゼ橋」です。
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大正7年(1918年)に竣工の鉄筋コンクリートアーチ橋で、橋の長さは28m、幅が約3mということです。
この橋の名前は地名から付けられたもので、豊田市川手町字ウルシゼにあります。

稲武町で国道153号線と交差する国道257線を恵那方向に走り、川手トンネルを越えるとすぐ右側にコンクリートアーチ橋の旧ウルシゼ橋が見えてきました。
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アーチ橋の向こうのクリーム色の橋が現在のウルシゼ橋です。
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川手トンネルが開通して、国道257号線のウルシゼバイパスが出来る以前の平成18年(2006年)11月までは、現在のウルシゼ橋を国道が通っていました。
下流側から見た旧ウルシゼ橋です。
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橋の下を流れる川は名倉川で、この先矢作川に合流します。
旧ウルシゼ橋は通行できないので、となりの新しいウルシゼ橋を渡って、向こう岸へ行ってみました。
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橋の手前には重量制限の交通表示板あるので、少し前までは2トンまでの車の通行が出来たようです。

名倉川の右岸の河原まで橋の下へ降りて行けるようになっていました。
橋の下から見た旧ウルシゼ橋です。
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河原には細かい砂が堆積していて歩きやすくなっていました。
橋の下から見上げると、このアーチは、中央が両端部分より少し狭くなっています。
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今なお壊れずに残っているコンクリートアーチ橋の強度は、大正時代の土木建設技術の高さがうかがえます。
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橋の下をくぐって上流側から見た景観は、綺麗で優美な姿のアーチ橋です。

大正時代に造られたコンクリートアーチ橋は、人や車が通る橋本来の役目は安全を考慮して出来なくなってしまったようですが、貴重な歴史遺産として、末永く保存してこの素晴らしい景観を残してほしいものだと願っています。