豊田市藤岡飯野町に、江戸時代中期の住宅を移築復元した愛知県の指定有形文化財の「旧山内家住宅」があります。
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この旧山内家住宅は、旧藤岡町大字木瀬に所在した山内家の住宅を移築したものです。
入母屋造の平屋建で、屋根は茅葺とし、内部は間仕切りのない大きな1室となっています。
小規模ですが改造も少なく、江戸時代中期の庶民層の住居を知る上で、貴重な事例となっている建造物です。

国道419号線の藤岡飯野町の交差点のすぐ近くの小高い丘の上にあります。

建物の前にある説明板には下のような説明が書かれています。
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愛知県指定有形文化財(昭和54年12月26日指定)
    旧山内家住宅
建造年代は十八世紀前半の1730年頃といわれています。
御作の磨崖仏と同年代(吉宗の時代)で西三河地方(東・西加茂郡)における庶民住居形式の代表的民家です。
広間三間取形式前の広間の一室形で、古代のたて穴住居形式の名残りを、上屋・下屋構成に残していて、構造は鳥居形式の基本系を示す架構造となっています。
このような民家は心のふる里であり、文字のない歴史の書物と言われ、先祖の生活を知る上で参考となる大切な文化財です。

移築保存  藤岡村大字木瀬旧山内保宅でしたがし、新住宅建設のため藤岡村が資料館(古民家)として保存するため解体移築復元したものである。
藤岡観光協会

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正面にある玄関(大戸)横にも説明板がありました。
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豊田市教育委員会の説明板です。
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下のような説明が書かれています。

古民家
1、形式 鳥居建(200年)
1、
種別 農 家(母屋)
1、規模 66.2平方メートル
この家は昭和46年に移築復元によるもので、三河地方で、一室型の平面をもち鳥居建形式となった小型の農家である。
県下で現存する鳥居建形式での最古の形式をもつものであって、単純な架構に土間と板張りによる広間形式をもつものである。
一般庶民の農家形式として代表しうる民家です。

豊田市教育委員会  

横から見たものです。   
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茅葺はしっかりしていて、まだ綺麗な状態です。
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入口は施錠されており勝手には中には入れませんが、近くにある藤岡民俗資料館に連絡すれば10分ほどで来てくれて見学が出来ます。(但し、月曜休館)

藤岡民俗資料館を訪ねたら、館内に愛知県教育委員会が発行した旧山内家住宅の「文化財指定書」がありました。
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旧山内家住宅は豊田市に2つしかない貴重な県指定有形文化財です。