豊田市石野地区の野口町に、戦国時代「しゃくやく姫」伝説の地の「しゃくやく姫の塚」があります。
この塚の周辺のしゃくやく街道で、毎年5月の第4日曜日に野口自治区や、しゃくやく姫の塚保存会などと、のぐちまちづくり協議会の人たちによって「しゃくやく祭り」が行なわれています。
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この地の言い伝えでは・・・
大昔、足助には足助七城と呼ばれる7つのお城がありました。
戦国時代、それらのひとつ「黍生城(きびゅうじょう)」のお殿様に可愛いお姫様が授かりました。
そのお姫様は、シャクヤク(芍薬)の花の咲く季節に生まれたので「しゃくやく姫」と名づけられ、すくすくと成長し、それはそれは美しいお姫様になりました。
ある時、甲斐の武田の軍勢が攻寄り、お城を追われてしまいました。
追っ手から逃れてたどり着いたのが、この野口の地です。
しかし、女の足ではこれ以上逃れることができず、とうとう畑の井戸に身を投げてしまったという悲しいお話が残っています。
以来、その井戸をお姫様のお墓とされ、今も野口の人々に親しまれ、供養されるようになったということです。
このお祭りは、地元のコミュニティ活動でもあり、しゃくやく姫の法要でもあるんです。

しゃくやく姫の塚は、国道153号線(飯田街道)のすぐ近くの国道と並行して走る細い道沿いにあります。
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祭りの日が近づくと、祭り会場のしゃくやく街道周辺には祭りを知らせる幟が並びます。
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5月の第4日曜日の27日に、しゃくやく祭りの様子を見ようと午後2時ごろに訪ねたら、祭りがすでに終わっていて後片付けをされていました。
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片付け作業をされている方に話を聞くと、祭りのメイン行事のしゃくやく姫の塚の法要は、お昼前の11時半頃に行なわれたということでした。
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スケジュールも確認せずに行ったので、祭りの様子を見ることが出来ませんでした。
また、今年のシャクヤクの花は、いつもの年より早くに咲いたので、見頃が過ぎてしまっていました。
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しゃくやく姫の塚の両側の道沿いに、たくさんのシャクヤクが植えられているので、見頃の頃には綺麗な景観が楽しめたと思います。
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そんな中で、まだ綺麗に咲いている残り少ない花がありました。
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幟を片付けている人「また来年は早めに来てな!」って、手を止めて話をしてくれました。
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この方の話では、戦国時代の井戸のあった場所は、今のしゃくやく姫の塚の場所から少し離れた国道のバス停付近に有ったのが、国道の工事がされる時に、この場所に移されたということでした。
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この道路は、名鉄三河線が西中金から足助まで延長される工事がされている時の線路の跡地で、諸事情で工事が中止になり線路を撤去して道路になった場所だそうです。

来年の5月の第4日曜日には午前中から出かけて、しゃくやく祭りの様子をぜひとも見たいと思っています。