名古屋市の繁華街、栄地区の老舗百貨店「丸栄」が6月30日に閉店するということで、閉店一日前の29日に出かけてきました。
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「閉店さよならSALE」の赤い垂れ幕が寂しそうです。

かつて丸栄は、松坂屋や名古屋三越、名鉄百貨店と並び「4M」と称されていた百貨店(デパート)です。
閉店となる6月を迎えた丸栄では特設会場で、創業400年の歴史を振り返る「丸栄のあゆみパネル展」が開催されていました。
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丸栄の前身の呉服店は、今からおよそ400年前の江戸時代初期の元和元年(1615年)に創業した十一屋ということでした。
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昭和18年(1943年)に「十一屋」と「三星」が合併し「栄で丸く栄える」との意味から「丸栄」と命名され、一時は西日本最大の売り場面積を誇った躍進の時代(昭和15年~昭和28年)から・・・
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さらに大きく邁進の時代(昭和29年~平成9年)を経て・・・
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そして変革の時代(平成10年~平成30年)へと、時の移り変わりがパネルで紹介されています。
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パネルの最後に・・・
創業から数え「403年」、丸栄としてあゆんで「75年」。
永きにわたりご愛顧いただきまして心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
株式会社 丸栄 役員及び従業員一同
と結ばれていました。

特設会場にはパネルの他に、詳細に作られたジオラマがありました。
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建物の他に地下街まで作られています。
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西側から見た丸栄の全景です。
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こちらにあるのは、創業400周年記念キルトです。
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江戸時代から平成まで、前身の十一屋・三星から丸栄まで、それぞれの時代の建物を現代の街並みによみがえらせ、時代時代のお客様がお買い物を楽しんでいる情景と、歴代の制服を着た案内係たちがこれまでの長きにわたるご愛顧に感謝する様子をあらわした丸栄が創業400周年を記念して制作したイラストをキルトで表現しました。
とコメントがあり、高さが2メートルの作品です。

この他に、丸栄の歴代の制服が並んでいました。
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丸栄の歴代手提げ袋コレクションです。
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お中元・お歳暮カタログコレクションです。
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特設会場を見た後、館内を少し回ってみました。
長い間動き続けたエレベーターも、あと一日で勤めが終わります。
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この扉の絵は、洋画家の東郷青児画伯が描いた女性像で、絵画価値のあるものだそうです。
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閉店後、解体される前に、この扉は芸術作品として売買されるか保存されるようです。

屋上へ行ってみました。
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ビアガーデンのテーブルが並んでいました。
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屋上の片隅に鎮座する稲荷神社です。
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商売繁盛を願って祀られてきました。
1階まで戻ってきました。
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階段や壁には大理石がたくさん使われています。
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東玄関近くにあった乙女の像です。
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昔はデートなどの待ち合わせ場所にも使われたようです。
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あと一日で閉店する丸栄をもういちど振り返って見上げ、帰ってきました。
新しい時代にあった商業施設に生まれ変わって繁栄することを願っています。