7月28日(土)、安城市の田んぼアートを見た後の帰り道で、安城市野寺町の本證寺(ほんしょうじ)に立ち寄り、お寺の周囲の内掘に咲くハス(蓮)の花を見てきました。
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本證寺は、鎌倉時代の創建と伝わる名刹で、戦国時代には三河一向一揆の拠点となったことでも有名なお寺です。
本證寺境内は、平成27年に国史跡へ指定され、広い境内の片隅に安城市教育委員会が立てた説明板がありました。
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本證寺は、二重の堀(内堀・外堀)や土塁が巡ることなどから「城郭寺院」とも呼ばれます。
本堂を囲む内堀のほとんど全体と外堀の一部が存在しています。
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三河一向一揆は、永禄6年(1563年)から翌年にかけて起こった徳川家康と三河本願寺教団の戦いで、一揆の結果、本證寺の坊主衆は領国追放となり、主要な堂宇も破却されますが、およそ20年後に赦免され、江戸時代には東本願寺派の中本山、触頭寺院として再興を遂げました。
この頃に建てられた本堂は愛知県指定文化財となっており、経蔵・鐘楼・鼓楼・裏門などの建造物がが市指定文化財となっています。

県道沿いの本證寺正面にある山門です。
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この山門から境内の広い駐車スペースへ車で入ることができます。

内堀の塀の向こうの建物が鐘楼です。
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そして、お城の隅櫓のような鼓楼です。
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鼓楼の2階には太鼓があって、時を知らせていたということです。

この内堀にハスの葉が茂り、たくさんの花が咲いています。
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内堀から山門と鼓楼を望みます。
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薄いピンク色のハスや、
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濃いピンク色のハスや、
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真っ白なハスの花が咲いています。
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ハスの花は朝に見るのが良いそうで、お寺を訪ねた時間がお昼頃だったので、ハスの花の観賞には遅かったようで、閉じ始めていた花もありました。
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本證寺ハスの会によると、昔からお堀にはハスがたくさん咲いていましたが、10数年ほど前に、なぜか一度全滅してしまったといいます。
そこで、歴史的景観を守り伝えるために、平成21年から安城市と地元の有志が協力して、ハスの植栽に加え、外来種の駆除や堀の掃除など、ハスの復活に向けた保護活動を続けているのだそうです。

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こうした本證寺ハスの会のみなさんのおかげで、綺麗なハスを見ることができました。