豊田市内にはイチョウ(公孫樹・銀杏)の名木が20本ほど有ります。
その名木の中に、愛知県指定天然記念物が1本(時瀬の大イチョウ=2015.11.23のブログ参照)、その他に豊田市指定天然記念物が8本有ります。
昨年のこのブログでも少し紹介しましたが、見に行く時期が遅くて落葉していたものが多かったので、紹介できなかった残りのイチョウの大木を紹介したいと思っています。

まず最初は、11月初めに訪ねた豊田市惣田町小森田の津島神社のイチョウです。
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県道366号線沿いの津島神社の本殿の横に枝葉を大きく広げて元気に育っています。
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豊田市教育委員会が立てた説明板には樹齢が250年と書かれています。
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幹が途中で大小5つに分枝しており、絶滅危惧種のシダの他、ナンテンやノキシノブが付着して生育しているようです。
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境内にあった石標には「村社 津嶋神社」と刻まれています。
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歴史のある惣田の津島神社は地域の氏神様で、毎年10月には例祭が行なわれているそうです。

惣田町の歴史について調べてみました。
矢作川の支流介木川の上流域に位置し、江戸期は三河国加茂郡惣田村、その後明治11年に東加茂郡惣田村となりました。
明治22年には東加茂郡築羽村大字惣田となり、明治39年に東加茂郡旭村大字惣田、昭和42年からは旭町大字惣田になり、平成19年に旭町が豊田市に合併し旭地区となり、豊田市惣田町となりました。
惣田町の人口は74人(平成23年12月時点)です。
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津島神社の近くに手作りの惣田町散策マップがありました。
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マップには神社の近くに、大スギや千手ヒノキ(大ヒノキ)の名木があると書かれています。
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どちらの巨木も豊田市指定天然記念物になっているものです。
また機会を見て、この名木も見に行きたいと思っています。