11月10日(土)の中日新聞朝刊の地域版(豊田版)に、豊田市小原地区の下仁木町で見ることができる「田んぼアート」が紹介されていました。
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「おばら四季桜米」と書かれた田んぼアート=豊田市下仁木町で(中日新聞本社ヘリ「まなづる」から)

その記事の内容は・・・
豊田市と合併した旧小原村の最後の村長だった橋本謙之輔さんが国道を挟んだ自宅の向かいに「田んぼアート」を完成させた。
収穫後の稲株を刈り残し、幅百メートル以上にわたって「おばら四季桜米」という文字を浮かび上がらせ、通り掛かった人の目を楽しませている。
制作中は所々に目印となるくいを刺すものの、ほとんどは自身の感覚で頭の中でイメージした。「曲線を書くのは難しい」と話すが、縦30メートルほどもある文字は整然と並ぶ。3日ほどかけ、自ら道路から眺めては草刈り機で刈る作業を繰り返したという。
田んぼアートは十一月いっぱいは残すという。(一部省略)

どんなものなのか興味が有ったので、11月15日(木)に見に行ってきました。
現地に到着すると、田んぼアートの前の家で、ちょうど作成者の橋本さんが庭仕事をされていたので、場所をお借りして、少し高い所から写真を撮らせてもらいました。
それでも、田んぼが広すぎて道路からでは1枚の写真に、文字の全部が入りません。
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上の写真に「おばら」の文字、下の写真に「四季桜」の文字です。
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国道419号線と田代川の堤防に植えられた四季桜の並木道の間の田んぼに文字が書かれています。
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今まで見た田んぼアートは、田植えの時にデザインを考えて苗の葉の色の異なる古代米などを植えて、その苗が育った時に出来るアートを楽しむものでしたが、この田んぼアートは違った方法で文字が出来ています。
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稲を刈り取って収穫した後の稲に、株から再び芽が伸びた30センチほどの稲を、版画で刻む文字のように、文字じゃない所の稲を刈り取って作られたものです。

来年は、どんな文字(田んぼアート)が出来るのか、楽しみです。