昨日から降りつづいた雨が、午後には止みました。
やつば池(八ッ谷池)散歩道の写真をしばらく撮っていなかったので、デジカメを持って出かけました。
池の周りのドングリの木は若葉が芽吹いて新緑がきれいです。
菜の花は菜種になって、花壇の春の花も終わりに近づいています。
そんな八ッ谷池の東側の水辺に、黄色の花が群生して咲いていました。
花菖蒲(ショウブ)のようにも見えますが、野生種のキショウブという花です。
キショウブはヨーロッパ地方が原産で、観賞用の花ショウブには黄色系の花が無いため。明治時代に日本に持ち込まれた帰化植物だそうです。
最近観賞用の花ショウブにも、品種改良で黄色系が少しづつ出回るようになってきましたが、キショウブとの交配で生まれた貴重なものだそうです。
八ッ谷池のキショウブも野生種らしく、葦の葉の茂る中でも頑張って育っています。
環境省は「要注意外来生物」の一種として「栽培にあたっては、逸出を起こさない」「既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけている。
ということですが・・・
八ッ谷池のキショウブは、このままそっとして花を楽しみたいと思います。