やつば池散歩道(豊田市)のブログ

やつば池(八ッ谷池)は、私が住んでいる豊田市朝日町と、その隣の丸根町に接する小さな農業用の溜め池です。              やつば池を周回する散歩道を元気に歩ける幸せを感じながら、地域の話題や情報を発信します。

2014年06月

2014年も半年が過ぎ、6月も今日で終わります。
この半年が早かったのか、遅く感じたのかは、人それぞれ違うことでしょうね!

「やつば池(八ツ谷池)散歩道のブログ」を昨年の12月から始めて、もうじき7ヶ月に入ります。

やつば池界隈の情報だけでは話題も少ないので、時々は豊田市を飛び出し、更には愛知県外の情報なども発信したりして、けっこう好き勝手にやっています。

ガーデニングを趣味としているので、どうしても花の話題が多くなっていることは否めないと思います。
そんなブログですが、訪問してくださる方が少しづつ増えてきていて、うれしく思っています。

今日は、ブログのタイトルでもあります、やつば池(八ツ谷池)の散歩道を、ぐるりと一回りしてみたいと思います。

散歩道のスタート地点にある八ツ谷池の説明板の前です。
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ここから右回り(時計回り)に歩いて行きます。
スタートしてすぐの左側には、コスモスが茂っている花壇があります。
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コスモスは秋に咲くというイメージがありますが、この花壇のコスモスは新しい品種のもので、春から秋まで花が咲いています。
その花壇の散歩道側の縁には、サルビアやベゴニア、千日紅やペチュニアなどの夏の花が植えられています。
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そして散歩道の右側には、背の高いヒマワリがたくさんの花を咲かせています。
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少し進むと左側に、6月の初めに夏の花に模様替えした花壇があります。
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そして、緑の葉が濃く茂っている、どんぐりの木立を抜けていきます。
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お父さんと男の子が、クワガタを捕まえていました。

散歩道への西の入り口付近です。
池の周回路の下に散歩道とつながる側道があります。
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さらに散歩道を進んで行くと、池の水を溜めている大事な役目をしている堤防が100m近く伸びています。
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住宅の近くの堤防が終わるところで、散歩道は右に曲がります。
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ここには池の水位を調整する水門があります。

ここで朝日町から雨水が流れてくる用水路に架かる橋を渡ると、住宅地の石垣の下を用水路と散歩道が並んでいます。
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右側には木立があって、池が広がっています。

川に沿って、直線に近い道を150mほど進んでいって
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右に回って川を横切ると
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ゴールまでもう少しです。(いわゆる最終コーナーです)

左側には、春に菜の花が咲いていた小さな畑(遊休地)があります。
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今は背の低いヒマワリが植えられていて、もうじきそのヒマワリにも花が咲きそうです。

そして、芝生の広場です。
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この場所の近くから池の全体を見ると
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こんな景観です。

そして、スタート地点近くに戻ってきました。
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正面に、1本の四季桜の木が見えています。

そして案内板の前に到着です。
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ぐるりと一周、およそ500mのやつば池散歩道でした。
お付き合いしていただきありがとうございました。
お疲れ様でした。

明日からは7月です。
今以上に蒸し暑い夏が近づいてきています。
しっかり歩いて汗をかいて、元気に乗り切りたいと思っています。

5月6月とチョッとペースをあげてブログを発信しましたが、7月以降は少しペースダウンしてバテない程度に発信していきたい思っています。
今後も時々は「やつば池散歩道のブログ」に訪問していただければ嬉しいです。

朝の散歩で、やつば池近くの朝日町界隈を歩いていて、最近見かけるようになった橙色の鮮やかな花があります。
その花は、夏の花のノウゼンカズラです。
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このお宅の庭の他にももう一軒、別のお宅の玄関横にも咲いていました。
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長く伸びたつるの先に、大きな花がぎっしり咲いています。

写真はありませんが、西山公園のバス停前の垣根にも数本のノウゼンカズラが花を咲かせています、

ノウゼンカズラは中国原産の花で、日本へは平安時代に渡来して、薬用として栽培されていました。
漢名は凌霄花(りょうしようか)と言います。
には「しのぐ」、には「そら」の意味があります。
つまり「天を凌ぐほど高く登る花」という意味になります。DSCN3400

和名のノウゼンカズラは、漢名の凌霄(りょうしょう)が元で、ノウセウ→ノウセウカズラ→ノウゼンカズラと、転訛していったとされています。
カズラとは、つる性の植物のことをいいます。
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金沢市の玉泉園にあるノウゼンカズラの古木は、豊臣秀吉の時代に朝鮮半島から持ってきたものと言われていますので、樹齢が400年以上になっていると思われます。
漢方では、花を薬として用い、利尿に効果があるそうです。

花は数日間咲いて、大きな花ごと”ポトンポトン”と落ちるので地面の掃除が大変ですが、数少ない夏の木に咲く花として親しまれています。

やつば池から丸根町の農道を歩いて逢妻女川の堤防のウォーキングロードに行くと、川の両側の3ヶ所にブドウ畑があります。
近くの農家の方が栽培されています。
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すぐ向こうにはトヨタ自動車の貞宝工場があり、工場とブドウ畑の間に、もう少しすると国道155号線のバイパス道路の工事が始まります。
そんな環境の中にあるブドウ畑です。

週に1度か2度程度、朝の散歩で逢妻女川の堤防の方に来ていますが、時々ブドウ畑を見ては小さな実がぶら下がってきているなぁと思っていました。
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6月26日、この日に改めてブドウ畑を覗いて見てみると、ブドウの実はどんどん大きくなっていました。
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詳しい品種とかは知りませんが、色づいて収穫までにはあと1ヶ月くらいでしょうか?
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熟して甘くなるころには、鳥からの被害を防ぐために、ネットを張ったり、鳥脅し用の音を鳴らしたりと、苦労されています。

このブドウ園の農家の方は、毎年夏休み明けの頃に、近くのこども園の児童を招いて、ブドウ狩りの体験をさせてあげて、子供たちに喜ばれています。

今年もたくさん収穫できることを願いながら、ブドウ畑の風景を楽しんでいます。

やつば池の近くで、農家の畑を借りて家庭菜園を楽しんでいるお宅があります。
朝の散歩の途中に、時々畑で作業をされている姿に出会います。
冬野菜の白菜や大根、春のエンドウや玉ねぎなど、上手に野菜を育てられていて、いつも感心して見ています。
今の時期には、スイカがどんどん大きくなっていくので、大きくなったら分けてもらえると嬉しいなって話をしていたら、
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先日「収穫できるスイカがあるので取りに来ませんか」って連絡がありました。
喜び勇んで畑に向かいました。
畑で待っていてくれて、一番大きいスイカをその場で収穫していただきました。
家に持ち帰って重さを量ってみると、 7.1キロもありました。
さっそく半分に切ってみると・・・
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ちょうどいい状態で、まさに食べごろでした。
さっそく一口いただいたら甘い甘い!、糖度も十分の美味しいスイカでした。

大きすぎて冷蔵庫に入らないので、小さくカットして冷やし、食後のデザートに思わぬ贅沢ができました。
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いい人がいっぱい、いいことがいっぱいの朝日町・やつば池界隈です。

毎月26日は、数字の語呂合わせから「風呂の日」です。
その中でも、6月26日は 6 . 2 6 で「ろてんふろ=露天風呂」となるので、露天風呂の日だそうです。(言ったもん勝ちですね)

豊田市には日帰り天然温泉施設が、浄水町の「竜泉寺の湯」をはじめ、稲武の「どんぐりの湯」や足助の「白鷺温泉」、下山の「せせらぎ温泉」など、数多く有ります。
そんな中で今回紹介する温泉は、猿投山のふもとにある猿投温泉の日帰り温泉岩風呂「金泉の湯」です。

桃畑が広がる猿投の町の市道にある案内板から三差路を曲がり、温泉への一本道を進んでいきます。
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途中から住宅も無くなり、川沿いの杉木立のゆるやかな坂道を対向車に注意しながら進んで行きます。DSCN3035

4~5分ほどで猿投温泉に到着します。
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一軒宿のホテル金泉閣の前を通過して、右手にある赤い欄干の橋を渡ると
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日帰り温泉岩風呂・金泉の湯の駐車場です。
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駐車場には、こんな案内板がありました。
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温泉に入る前に、癒しのパワースポットへ行ってみました。
まだ新しい朱色が鮮やかな橋が架かっています。
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その橋の横に滝があります。
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この滝がパワースポットの鈴ヶ滝です。
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説明板には落差10mと書かれていますが、目測でもその半分っていう感じです。

滝から駐車場へ向かって散策路があり、京風庭園がきれいに整備されています。
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駐車場から岩風呂・金泉の湯への入り口です。
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枝が剪定された北山杉の木が迎えてくれます。
湯治に来る高齢者や足が不自由な人には、ちょっと不便な階段が有ります。
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建物の中も含めて、ここの温泉施設は残念ながらバリアフリーにはなっていません。

お風呂の中の写真は写せませんので、資料写真です。
下の写真が、浴室を大きな岩で囲むようにして造られている岩風呂です。
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猿投温泉の源泉は、療養効果の高い弱放射能泉(天然ラドン療養泉)で日本での湧出数が少なく、『医者がすすめる奇跡の温泉』に東海三県で唯一選ばれています。

愛知県で初めて、飲むことができる温泉の許可を受けていて、一人10ℓまで持ち帰ることができます。
汲み上げる源泉の温度は22~23℃の冷泉で、その源泉を直接飲用することで、温泉成分を100%体内に取り込みことができます。
また入浴中は肺から気化した成分を呼吸により吸入し、さらに入浴することで皮膚からもゆっくり温泉成分を取り込むという、トリプル効果が得られます。

濃度の高い猿投温泉のラドンは全細胞を若返らせ、「全身の細胞内自発治癒」を可能にする身体にすることで、あらゆる難しい症状に著しい効果を発揮する療養泉指定を受けた日本でも数少ない屈指の天然ラドン(ラジウム)温泉だそうです。

そんなお湯の内風呂から階段を登っていくと、露天風呂があります。
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猿投温泉自慢の庭園露天風呂ですが、思った以上に狭くて、数人で満員って感じです。
夏の季節には、セミの鳴き声を聴きながら入れます。
特に夕方に鳴く「カナカナカナ」と鳴くヒグラシの声には心も癒されます。

温泉の建物の向こうには源泉塔が見えていました。
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猿投温泉は、地下1200mから湧き出す冷泉を汲み上げて加温しています。

バスタオルやシャンプー、浴衣や髭剃り歯ブラシと何も持っていなくても気軽に入浴を楽しむことができることを基本に営業をされているので、入浴料金が一般の日帰り温泉施設に比べて、一人1500円と高いのがチョッと残念です。
ただし割引券などを利用すれば、昼の時間で200円安くなり、夕方の5時以降の夜間料金なら500円安くなるなどの優待もあります。

また、お得な回数券もありますし、毎月26日の風呂の日には半額割引優待券がもらえます。

さらに最近始めたエコポイントカードでは、タオルを持参した人にはカードにスタンプが押され、15個のスタンプで1回の入浴が無料になるというサービスもあります。

以上、猿投温泉のPRみたいなブログになりましたが、私も湯治客の一人として通っている温泉なので情報の提供をさせてもらいました。

アジサイの花もピークを過ぎて、今はユリ(百合)の花の季節です。
東海地区のユリの花の名所に、岐阜県揖斐川町谷汲(たにぐみ)の「谷汲ゆり園」があります。
広い駐車場が有りますが、たくさんの人が来てにぎわっていました。
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園内には、45種類30万球の色鮮やかなユリの花が、黄やオレンジ、赤紫、ピンク、白、紅と多彩に咲いています。
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同じ色の花が列になって咲いていて見ごたえがあります。
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丘の斜面に咲くユリも自然の緑と一緒になってきれいです。
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下から見上げるも良し、
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丘の上から見下ろすのも、また良しです。
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谷汲ゆり園の開園期間は7月20日までで、入園料は500円です。
豊田市からは、ちょっと遠いですが、お勧めのゆり園です。

豊田市西山公園内にある円形花壇の「花時計」が夏の花に植え替えられています。
公園のシンボル的な存在の花時計は年3~4回程度、季節に応じて花の植え替えをしており、一年を通して花々を見て楽しむことができます。

6月24日現在の花時計全景です。
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豊田市のホームページから入手した花時計の情報です。

<花時計の概要 >
花壇の直径   :   16m
設置された年:   円形花壇 昭和53年(1978年)
        花時計  昭和61年(1986年)
(花壇が出来てから8年後に花時計が設置されています)
時計:文字盤直径  6.6m
    長針     2.45m
    短針     1.90m
    秒針(おやゆび姫) 高さ 1m 径 1m
    花びら(ひまわり) 大 12枚  小 12枚

くるくる回っている秒針の人形は「おやゆび姫」とは、初めて知りました。
アンデルセン童話の「おやゆび姫」を調べてみたら、花から女の子が産まれる物語でした。

花びらのヒマワリは豊田市の花だからです。

夏の花壇は、ぐるっと周りを、黄色のマリーゴールドで輪になっています。
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このマリーゴールドは冬の花壇の葉ボタンから春の花壇に模様替えしたあとに、パンジーやビオラが早く終わったので、先に植えられていたものです。

そして、おやゆび姫の周囲には、サルビアの苗が植えられています。
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サルビアは、まだ花芽が出ていなくて葉っぱの緑色ですが、もう少しするとだんだんと花が咲いてきます。
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サルビアの花が咲くと真っ赤に変身します。

花時計の花壇にはおよそ5千本の苗が植えられています。
この花の苗は、西山公園で作業をされている方たちが、公園内の温室で種から育てられたものです。

真っ赤に咲いたサルビアに囲まれた「おやゆび姫」の花時計が見られるのが、今から楽しみです。





先日、やつば池の中で泳いでいる魚(ブルーギル)を見ていたら・・・
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魚とは違う魚影?がありました。
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大きかったけれど、これは間違いなくカエルの子供のオタマジャクシです。
後ろ足が出ているのが確認できます。
写真では大きさが分かりにくいですが、よく見るオタマジャクシとは桁違いに大きいです。

朝の散歩をしている時に池の中から、鳥の鳴き声にも負けない大きな声で「ブオォー、ブオォー」という低い音の鳴き声がよく聞こえているので、その鳴き声の主の「ウシガエル」の子供のようです。
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鳴き声が牛の鳴き声に似ていることから名付けられた「ウシガエル」です。
やつば池の中では、葦のジャングルの中に隠れていて、鳴き声はするけれど、まだウシガエルの親の姿を見たことがありません。

資料写真でのウシガエルです。
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ウシガエルは、食用とされることもあるため食用ガエルという別名を持ちます。日本には大正7年(1918年)に、東京帝国大学の教授であった動物学者が、食用としてアメリカ合衆国(ルイジアナ州ニューオリンズ)から十数匹を導入しました。
その後、昭和25年(1950年)から昭和45年(1970年)にかけて、輸出用として年間数百トンのウシガエルが生産されていたといわれています。


そんなウシガエルは、食用として養殖されたものが逃げ出し、日本各地のみならず世界中に定着してしまっています。
大型かつ貪欲で、環境の変化に強いウシガエルは在来種を食べてしまうことが懸念されています。
日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。

平成18年(2006年)に、外来生物法により特定外来生物に指定されました。
この法律に従って日本国内ではウシガエルの飼育や販売が禁止されており、流通することはなくなっています。
また、野生化しているウシガエルを駆除以外の目的で捕まえることは違反であり、飼育している個体を野外へ放すこともできません。

やつば池に生息している「ブルーギル」や「ウシガエル」はいずれも特定外来生物です。
自然界の生態系の変化をもろに受けていると言ってもいいと思いますが、豊田市の河川課がどう対処するのかは、そっと見守りたいと思います。

毎年6月の第4日曜日に、熱田神宮の行事の「大高斎田御田植祭」が行なわれます。


名古屋市緑区大高町に鎮座する、熱田神宮摂社(せっしゃ)の氷上姉子(ひがみあねご)神社の境内にある大高斎田(さいでん)に稲の苗を植えて、五穀豊穣を祈るお祭りです。
昭和8年(1933年)から1度も途切れることなく行なわれているという伝統的な儀式です。

6月22日(日)、小雨が降る中でしたが、例年通りの御田植え祭りが行なわれました。
大高斎田の前には熱田名物の老舗から奉納された幟が立てられていました。

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儀式の始まりは午前10時からなので、その前に斎田から少し離れた場所の氷上姉子神社の本殿の方へ行ってみました。

 
今日の祭りの主人公である、萌葱(もえぎ)色に大きな白い水玉模様の衣装に、すげ笠を持ち、赤だすきの早乙女姿の女性と黄色の衣装を着た衣冠(いかん)姿の奉耕者が拝殿前で準備をしていました。
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そして9時45分ごろに、祭りの関係者らおよそ70人が拝殿前に整列しました。
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9時50分、白い衣装の熱田神宮から来られた神官の方が5人、社務所の中より出てきて、手を清めます。
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9時55分、神官が整列して斎田へ向かっていよいよ出発です。
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神官の後に続いて、拝殿前に整列していた早乙女や奉耕者や来賓者が、斎田に向かって進んでいきます。
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神社の拝殿前から斎田まで、およそ300メートル、行列はゆっくりと歩いていきます。
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午前10時ちょうど、斎田の横に設けられた神前で、豊作祈願の儀式(神事)が厳粛に始まりました。
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祝詞奏上、玉串奉典とテントの中の神前で式が進められていきます。
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およそ25分の神事が行われた後、奉耕者代表が神官より、先日(6月18日)に行なわれた、熱田神宮境内にある御田神社の御田植祭で、丈夫で良い稲に生育するよう呪力(じゅりょく)を受けパワーアップした玉苗を受け取りました。
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そして10時30分、いよいよ田植えの始まりです。
早乙女は菅笠(すげがさ)をかぶり準備をします。
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準備ができたら、並んで田んぼの畦道(あぜみち)に進みます。
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10人の早乙女が畦道の上に大高斎田の立札を中心にして十の字に並びました。
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苗を植える前に、笛や太鼓で演奏される大高斎田の田植え歌に合わせて、畦道の上で優雅に田舞(たまい)を舞います。
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ゆっくりとした動作で舞いを奉納し、豊作を祈願します。
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後半には、二人ペアーで舞う姿もありました。
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およそ6~7分、畦道での舞いの後、田んぼに入って田植えをします。
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斎田のほとんどの田んぼには既に苗が植えられており育っています。
田植え祭のために一部の部分の、苗の植えてない場所が残してあります。
その場所に、10人の早乙女が横一列に並んで、田植えの始まりです。
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田舞いの時と同じように田植え歌が流れ、歌にあわせて、稲の苗を丁寧に手植えをしていきます。
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奉耕者の男の人が、早乙女に苗の束をタイミング良く渡しています。
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5分ほどで田植え歌の演奏が終わり、苗が10列ほど植えられたところで、田植えが終わりました。
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生憎の雨模様の日でしたが、斎田の周りには、古式豊かな伝統的な行事を見ようと、熱心な観衆がたくさん来ていました。 
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10時55分、すべての式典が終了して、神官の方が、氷上姉子神社の社務所に向かいました。
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斎田の近くの足洗い場では、無事に役目を終え、ホッとした早乙女たちの姿がありました。
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初夏を彩る、氷上姉子神社大高斎田で古式ゆかしく行われた熱田神宮の御田植え祭り。
農作業の機械化が進み、田植え機で植える姿しか見なくなった昨今、手植えでの田植えの様子を見られる希少なものになってしまいました。

大高町で生まれ育った私にとっては、いつまでも、この御田植え祭りが続くことを願っています。

今日6月21日は、昼の時間が一番長い日ということでよく知られている、二十四節気の一つの夏至です。
ちなみに、今日の名古屋市の日の出の時刻は午前4時38分で、日の入りは午後7時10分です。

そんな夏至の日の夕方に、うれしいニュースが有りました。
群馬県の富岡市にある国指定史跡の富岡製糸場が、ユネスコ世界遺産に決定しました。
富岡製糸場と絹産業遺産群」という名称で、世界文化遺産としての価値が認められました。

もう4~5年前になりますが、「豊田市近代の産業とくらし発見館」のブログの発見館日誌の中で、群馬県にある旧富岡製糸場のことを知りました。

旧富岡製糸場は、9年前の平成17年に国指定史跡に登録され、翌年の平成18年7月に、明治8年以前の建造物が国の重要文化財に指定されていました。
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現在、富岡市で貴重な建造物の維持管理をしています。

昨年の平成25年4月に、群馬県の草津温泉に行く旅行計画を立てたとき、近くまで行くなら立ち寄ってみようと、富岡製糸場を訪ねることにしました。
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富岡製糸場は、蚕(かいこ)の繭(まゆ)から良質の生糸(きいと)の生産をふやし産業を盛んにするために、明治の初めに日本政府が計画して建てた大規模建造物群が現存する産業施設です。

正門入り口の受付です。
見学料は500円でした。
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解説ガイドツアー(所要時間40分)が、30分毎に出発していて、ガイドの方に施設の詳しい説明を聞きながら見学ができました。
正門から見える正面のレンガ造りの建物は、生糸の材料になる繭を保存しておく倉庫です。
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同じ建物の倉庫が東と西に2棟あります。
長さが105 m近くあり、幅が12 mの木骨レンガ造りの2階建ての建物です。

正門に近い方が東側の繭倉庫です。
この建物の2階の部分の風通しのいい場所に、養蚕農家などから春に集められた一年分の生糸の生産をする材料になる大量の繭を保存していたそうです。

東倉庫の中央の入り口の上に「明治五年」の文字がありました。
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解説ガイドさんの説明を聞きながら東倉庫の中を見学した後、倉庫の横を進んでいきます。
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倉庫の前には花壇があり、きれいな花が咲いていました。

倉庫の建物の隣に、繰糸場(そうしじょう)とよばれる繭から糸を紡ぐ工場の建物があります。
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繰糸場は富岡製糸場の中で中心的な建物であり、長さが140mもあります。
幅12mの倉庫と同じ木骨レンガ造りです。
繰糸場の中は、作業をする手もとを明るくする必要性があったことから、フランスから輸入した大きなガラス窓によって採光がなされています。
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外観の説明の後、繰糸場の入り口から工場の中に入って行きます。
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工場の内部も木骨レンガ造りです。
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工場内の天井の木材の梁が上手く組み合わされていて、広いスペースが確保されています。
木造トラス構造というそうです。
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操業されていた時のままの設備が残されています。
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繭を運ぶ容器がぶら下がっているコンベアが、今にも動きそうです。
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繰糸場から外に出て、周囲の建物の説明がありました。
工場の敷地の中には診療所もありました。
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この建物は、昭和15年に建てられた3代目の診療所です。
フランス人医師が治療していて、治療費や薬代は工場が負担していたそうです。
富岡製糸場で働く人に対する福利厚生面が充実していたことがうかがえます。

富岡製糸場の一番奥にあるブリューナ館です。普段は立ち入り禁止の場所になっています。
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富岡製糸場の設立に携わったフランス人の生糸技術者のブリューナさんの一家が滞在するために建設された木骨レンガ造りの建物です。

そして、検査人館です。
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明治6年に建築された木骨レンガ造りのベランダ付の住居風建築物です。フランス人の生糸の検査人の住居に建てられましたが、フランス人が帰ってしまった後は改装して事務所として使われています。
2階には貴賓室があり、今もそのままで残っています。

検査人館と隣り合わせに立っている女工館です。
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ここも木骨レンガ造りの建物で、フランス人の教婦(女性技術指導者)たちのために建てられました。4人の教婦たちは翌年には全員帰国してしまったため、空き家となったあと、様々な用途に転用されています。

40分の解説ガイドツアーが終わって東繭倉庫前に戻ってくると、外国人観光客が見学に来ているグループとすれ違いました。
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私が見学したときはまだ国指定の史跡であり、まだ世界遺産には登録されていませんでしたが、世界遺産に登録されたことで、ますます見学者が増えて、これからは大変な混雑が予想されます。
一年前に見ておいてよかったなぁと思っています。

6月20日(金)の午後、入院中の友人を見舞いに豊田厚生病院へ行きました。

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病院内の放送で、「午後3時からロビーでオカリナのコンサートがありますので、ぜひお聴きください」とのアナウンスが流れました。

院内に貼られていた案内用のチラシです。
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オカリナ演奏をするのは「オカリナデュオ さぼてん」という名の女性2人組です。

入院している友人も手術後の経過が順調で、体調も良いので、一緒に聴きに行きました。

午前中には外来の患者さんたちでごった返しているエントランスホールが、演奏会のステージに早変わりしています。
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ギターの男性が1人加わってのアンサンブル演奏でした。

看護師さんが付き添って、車椅子に点滴の袋がぶら下がっている患者さんも、たくさん聴きに来ています。
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ロビーに広がるオカリナの心地よい音色が、病気と闘っている人たちの心の癒しになったようで、うっとりと聴いていたり、手拍子をしたりして楽しんでいます。

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オカリナデュオの2人は、原田佐知子さん(左)と林 美津栄さんで、全国のオカリナコンクールにも参加されている実力をお持ちの方です。

童謡からアニメソング、懐メロや映画音楽、そして歌謡曲など幅広いレパートリーを持っています。
今年の話題曲、米アニメ映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go~ありのままで~」も、とっても良かったです。

偶然でしたが、お見舞いに行って、いい出会いに遭遇できて、うれしい日でした。

6月20日朝7時から、W杯サッカーブラジル大会の日本×ギリシャの試合がありました。
前半でギリシャの選手にレッドカードが出て、日本は1人選手が多い中での後半でしたが、結局どちらにも点が入らずに引き分けで終わりました。
日本チームは、決勝トーナメントの進出に、わずかな望みを残して、次の最終戦に挑戦します。

サッカーの試合が終わった後、やつば池散歩道に行ってみると、池の水辺で魚が群れをなして泳いでいるのを見つけました。
水深が深い方の池の水面には、ヒシ(菱)が覆うように広がってきています。DSCN3327

その深い方の池の堤防の石積みがされている水辺に泳ぐ魚の姿です。
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水が濁っているのでハッキリとした姿が見えませんが、ズームして写真を撮ってみると、
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鯉(コイ)でも鮒(フナ)でもなくて、魚のえらの部分が黒っぽく見えるので、外来魚の「ブルーギル」と思われます。

池をぐるっと一周して、葦が生えている浅瀬の池の方に行ってみました。
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ごろごろした大きな石の周りにも同じような魚が泳いでいます。
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こちらでは浅瀬に泳いでいるので少し魚の姿がはっきりしています。
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写真でしか見たことが無いですが、この魚は「ブルーギル」です。
体長が15~20センチもありそうな大きな魚が池の中にはたくさんいるようです。

資料写真のブルーギルです。
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ブルーギルは、日本には、昭和35年(1960年)にシカゴ市長から当時の皇太子に贈呈され、水産研究所で繁殖に成功したものが鑑賞目的や研究用として全国に出回り放流されました。
食用として評価もされましたが、味がいまいちなのと成長スピードが遅くコスト的に難しかったため、食用には使えなかったらしいです。
従って、水産試験場や養殖業者の飼育池から逃げたものなども相当あるそうです。
その後起こったバス釣りブームの際に、バス釣り業界の関係者や愛好家の手によりブラックバスの餌と称して各地の湖沼に放流されたものが繁殖し、日本中に分布を広げるに至ったようです。
琵琶湖産アユに混じった拡散もあるようです。
全国各地に拡散した現在、その強い繁殖力と幅広い食性が問題になっています。

観賞魚としては、生命力が強く、雑食で適応力があるため初心者にも飼育は容易でした。
国内では平成17年(2005年)6月に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で特定外来生物に指定されたため、愛がん・鑑賞の目的で新たに飼養することは禁止されています。
研究や教育などの目的で飼養する場合には大臣から許可を受けなければならないそうです。



やつば池散歩道の片隅に1本のビワ(枇杷)の木があります。
その木には今、黄橙色の実がたくさん付いています。

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このビワの木は、散歩道の外にあり、個人の土地の所有者が池の周回路が散歩道として整備される前に畑に植えられたもののようです。

枝先には大きな実がいっぱいあります。
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ビワは江戸時代末期に日本に導入され、葉っぱや実に薬効があり、「大薬王樹」とも呼ばれました。
各家庭の庭などに多く植えられて、民間療薬として親しまれてもいます。

葉を乾燥させてビワ茶とされる他に、直接患部に貼るなど生薬(枇杷葉(びわよう))として用いられてきました。
葉の上にお灸を乗せる(温圧療法)と葉の成分の鎮痛作用により神経痛に効果があると言われています。
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果肉は甘く、生食されるほかに缶詰などに加工されていますが、種子が大きく廃棄率が30%以上もあるそうです。

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でも、その貴重な果肉は、ゼリーなどの菓子や、ジャム等にも加工されて食べられています。

果実には、咳を鎮めたり、喉の渇きなどに対して、効能を発揮するとも言われています。

果実酒として楽しむ人もいます。
氷砂糖とホワイトリカーだけでも作れますが、ビワは酸味が非常に少ないので、皮むきレモンの輪切りを加えて漬け込むと美味しくできるそうです。


また、果肉を用いずにビワの種子のみを使ったビワ種酒は、杏仁に共通する芳しい香りを持ち、通の間で好まれている使い方もあります。

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いろいろと楽しみ方があるビワですが、ビワの実ははキウイやメロン、洋ナシなどのような追熟させて美味しくなる果物ではありませんので、買ったらすぐに食べるようにしましょう。
長く置いていても傷んでしまうだけです。
また、非常にいたみやすいので、手に持つときは、そっとやさしく触るようにしてください。

熱田神宮の特殊神事の一つ、御田神社(みたじんじゃ)の御田植祭が、毎年6月18日の午前10時から行なわれます。
 
御田神社は、熱田神宮の境内の北東の端の方の木立に囲まれた所にあります。
 
御田植祭は五穀豊穣をお祈りする祭りで、五穀豊穰の守護神である「大年神(おおとしのかみ)」をお祀りしています。
 
この御田神社の御田植祭りは、本当の苗を田んぼに植えるという儀式ではなく、神社の前で田歌(たうた)に合わせて巫女(みこ)たちが田舞(たまい)を舞う神事です。
 
この御田神社で行なわれる御田植祭の神事で、この数日後6月の第4日曜日に、緑区大高町の氷上姉子神社(ひがみあねごじんじゃ)の境内にある斎田で行なわれるお田植え祭りで植えられる稲の苗には、丈夫で良い稲に生育するよう強い呪力ある穀霊が取り付くといわれています。
 
6月18日、午前9時半ごろの、御田神社です。
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まだ警備の人がいるだけでしたが、神事の準備は整っているようです。
 
午前10時、熱田神宮の警備の人に護衛され、7人の神職と4人の巫女さんが、近くの斎館
から御田神社に向かって進んできました。
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祭りを見に来ている人たちが見守る中で、御田神社前に整列し、いよいよ儀式の始まりです。
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静まり返った境内で、祭主の祝詞奏上(のりとそうじょう)の後、
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お祓いをし、
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 神前に御供え物を献上します。
 境内の横に置かれた長持ちの蓋を開け、中から次々と御供え物を取り出します。
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器に入った五穀類と思われます。
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生の鯛です。
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 海苔か昆布が巻かれたもののようです。
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野菜です。ダイコン、ニンジン、ゴボウ、キュウリなどがのせられています。
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そして、御供え物の最後に果物です。
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お供え物が神様の前に並び終えました。

このあと、4人の巫女は神前に用意された榊を取り、舞をする態勢に並びます。
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陪従(べいじゅう)の歌う田歌に合わせて、緋袴(ひばかま)緋襷(ひだすき)に芙蓉(ふよう)の花に模した挿頭花(かざし)をつけた早乙女(巫子)の優雅な田舞が奏せられます。
 
田歌は人の声だけで、笛太鼓などの楽器の演奏はありません。
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始めは、稲の苗と榊を一つに結わえたものを持って舞いますが、
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途中で田植えを模してなのか、榊を地面に置きその周りで舞を続けます。
田歌の言葉と関係している舞をしていると思いますが、正しいことはよくわかりません。
 
田歌の歌詞の最初は
「若種うゑうよ 若種うゑうよ 乙女の手に手をとりて ひろろむとるとよ や~~れ や~れ や~~れ や~れ」
 
全部で4番まであります。
田舞の中の、種を撒くしぐさに見える舞です。
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しゃがみこんで、手で田を均(なら)すような動作にも見える舞です。
田の草取りをしている動作かも知れません?
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両手を広げて、空を仰ぐような動作もあります。
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 舞の動作には、それぞれ意味がありそうですが、解説が無いのでよくわかりませんでした。
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 そして舞いをしながら席に戻り、田舞が終わりました。
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 およそ7分間の田歌と田舞でした。

 地面に残された榊を片付け、
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神職が神前に並び、柏手を打って、
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ご祈祷をします。
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御供えしたものを、長持ちに戻し、
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神事は終了しました。 
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時間にして30分ほど、五穀豊穣の行事は、形を変え様々な民俗芸能に取り入れられています。
まさにその原点とも云うべき神事であり、興味深く見ることができました。
 
神前に供えられていた、斎田に植えられる玉苗です。
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この苗には、神からのパワーが秘められています。

6月の第4日曜日に、大高の氷上姉子神社の斎田で行なわれるお田植え祭で、田んぼに植えられる早苗になるものです。

 

やつば池の近くを流れる逢妻女川の源流は豊田市浄水町付近にあります。
浄水町は豊田市の水道水を担う浄水場があることからその名が付いたと思われます。

その浄水町に豊田市で一番高い高層マンションが有ります。
2年前の平成24年2月に竣工した「ゼスタ浄水タワー」です。
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隣のスーパーの駐車場から見上げた写真です。
地上21階建て、高さが70.92mです。

反対方向の南側から見ると・・

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すぐ隣に日帰り天然温泉の「竜泉寺の湯・豊田浄水店」が有ります。
温泉には露天風呂が有りますが、マンションから露天風呂の中が見えてしまうようになったので、せっかくの露天風呂に目隠しのために屋根を付けたという話が有ります。

浄水町には名鉄豊田新線の浄水駅が有り、豊田市駅から赤池駅を経由して名古屋市の地下鉄に乗り入れる交通の便が良くなりました。
更に、平成20年の1月には、浄水駅のすぐ近くに豊田市の市民病院的な役割を担う豊田厚生病院が開業するなどして、名古屋のベッドタウンとして注目されるようになりました。

そんな好条件から、ゼスタ浄水タワーの他にも、高層マンションが次々に建てられています。
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21階建てのマンションと道路を挟んで、マンションの建設工事が進んでいます。
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この建物は、来年1月に完成予定で、ナンバー1には及びませんが地上20階建て、高さが66mだそうです。
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ちなみに浄水のマンションが出来る前までの豊田市の高さナンバー1ビルは、豊田市駅前の「とよた参合館」で、64.93mでした。
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このビルには、豊田市中央図書館や豊田市コンサートホールなどがある商業文化施設です。

これからの計画では、豊田市の高層ビル競争は、今現在で分かっている段階では、3年後の平成29年のオープンを目指して、これから工事を始めようとしている「豊田市駅北地区の市街地開発住宅棟」です。
計画では、地上26階で高さが85mだそうです。
浄水のマンションビルの高さが豊田市ナンバー1は、あと3年で1位の座をあけわたすことになりそうです。

豊田市の高層ビルの高さはこんなレベルですが、日本一の高層ビルはどうかって調べてみました。

昨年までは、横浜市の「ランドマークタワー」で、高さ296m(70階)でした。
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ところが、今年の3月に竣工した大阪市の「あべのハルカス」が追い越して日本一高い高層ビルになりました。
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高さは、ちょうど300mです。
「あべのハルカス」は、日本のいにしえのことば、平安時代初期に著された「伊勢物語」の一節にある「晴るかす」から名づけられました。
晴るかすは「晴らす、晴れ晴れとさせる」という意味で使われていました。
「ハルカス」という名前には、こうした私たち日本人が持っている感性とことばをヒントに、いらっしゃった方に超高層建築ならではの爽快感や多彩で充実した施設による晴れ晴れとした心地よさを味わっていただきたいという思いを込めているそうです。

それじゃ世界一の高層ビルはっていうことになりますが、高所恐怖症の私には、写真を見ているだけでも目が回りそうなので、ここで止めときます。

この梅雨の時期の代表的な花は、やっぱりアジサイですね。
やつば池周辺の家の庭や、道路沿いにも多くのアジサイが咲いていますが、三河地方のアジサイの名勝地といえば、蒲郡市の「形原温泉・あじさいの里」がよく知られています。
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毎年6月には1ヶ月間「あじさい祭り」が行なわれています。
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駐車場は500円で、入場料は300円です。

このあじさいの里には、東海一ともいわれる120種余りの品種でおよそ5万株のアジサイが植えられています。
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園内に入ると、いきなり目の前にアジサイの花が一面に咲いていて圧倒されます。
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あじさいの里の中には補陀ヶ池(ほだがいけ)を周回する散歩道が整備されていて、散策をしながら道の両側に咲く色とりどりのアジサイの花を満喫することができます。
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池に架かる赤い橋も良い景観です。
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橋の下の池には、色鮮やかな緋鯉がたくさん泳いでいました。

アジサイの花に囲まれながら高台まで進んでいくと・・・
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蒲郡市沖の三河湾の眺望が開けてきます。
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チョッとモヤに霞んでいますが、海にポッカリと浮かぶ島が、三河大島です。

夕方になり、日が沈むとあじさいの里はライトアップがされているようです。
運がいいと、ゲンジボタルが見られる場所もあるそうです。
また今度は、夕方からのあじさいの里も訪ねてみようと思っています。


サッカーのワールドカップで日本代表チームの試合がいよいよ始まりました。
15日(日)午前10時からのコートジボワール戦、前半での本田選手の先制ゴールの喜びもつかの間、後半で逆転され、負けてしまいました。
豊田スタジアムではパブリックビューイングが行われていたので、応援していた皆さんはさぞかしガックリとしたことでしょう。
まだ次の試合があるので、勝利を願って応援しましょう。

そういう訳でチョッと日本が暗い雰囲気になっているところで、明るい話題を届けます。
今がゲンジホタルの見ごろで、お尻が明るく光っています。
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中日新聞の県内版で岡崎市のゲンジボタルの里が紹介されていましたが、豊田市内でも、ゲンジボタルが見られる場所があちらこちらに有ります。
足助とか小原とか稲武とか下山などの各地区にはホタルが見れる場所はあるようですが、私のお勧めの場所は豊田市の市街地から近くの猿投山(さなげやま)の麓(ふもと)の場所です。
猿投北交流館の近くの籠川と加納川とが合流する場所の周辺です。
川の堤防は狭いし、ヘッドライトが他の人の迷惑になるのでので、車は加納小学校の横にある駐車場に停めて少し歩いていくのがお勧めです。

今日の午後9時ごろ、その場所へ行ってみました。
風が無く、どんよりとした絶好のホタル観賞の天候です。
川の合流点から川下に100mぐらいの間に、ざっと30~40匹は飛んでいるのが見られました。
写真はうまく撮れませんので、他の画像を拝借したイメージです。
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平成8年~10年に、「猿投山やこの地域の自然を守り、昔のようにホタルが乱舞する里山に戻そう。」という願いから、猿投山愛護会の方が、ゲンジボタルの幼虫とその餌になる「カワニナ」という貝を放流しています。
それから、長い年月を経て、地域の環境保護への意識も高まり、待望のホタルの乱舞がみれるようになったそうです。
また平成23年からは、この地域の老人会の方もホタルのえさになる「カワニナ」を育てています。

ここ数年、この時期に猿投北交流館で「ほたるまつり」を行なっています。
今年は、来週の6月21日(土)です。
ほたるまつりに興味のある方は、猿投北交流館のホームページで講座案内を開いてみてください。

6月13日の夕方のやつば池です。
池の浅瀬に生えている葦(あし・よし)の葉がどんどん成長してきて、池の中の緑が多くなっています。
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その池の水辺に、鳥の親子がいました。
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この鳥は、クイナ科のバン(鷭)という名前の鳥です。
小さなヒナを、やさしい眼差しで見守る親鳥です。
食べ物の捕り方を教えているようにも見えます。
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しばらく見ていたら、葦の茂みの中に隠れるように入って行ってしまいました。
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この葦の中に住み家があるようです。

6月13日のやつば池です。
梅雨の晴れ間で、風のある気持ちのいい日です。
やつば池の散歩道に、ヒマワリの花が咲き出しました。
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5月21日のブログで紹介した時には、まだつぼみも無かったのに、背丈が大人の背よりも高く伸びて、大きな花を咲かせました。
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ヒマワリは豊田市の市の花に制定されています。
50年ほど前の昭和40年3月に、公募により決まりました。

梅雨なのに雨も降らずに晴れの日がしばらく続きそうです。
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散歩道に咲くヒマワリを見ていると、すっかり夏模様です。

ヒマワリの花の横に、ピンク色の花が咲いています。
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この花は、ゼニアオイという花です。
花の名の由来は、花の大きさを一文銭に見立てたものということです。

原産地は地中海沿岸地方で、中国を経由して日本へは江戸時代に観賞用として渡来しました。
花壇の花の他に、現在では野生化 して、河川敷や荒れ地など でも多く咲いています。

葉や花は薬草としても使われ、のどの腫れや、痛みをやわらげ、炎症を抑えます。
また、腸の働きを引き締めて、下痢を止める効果もあるようです。

今の世間の話題と言えば、2014FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会です。
いよいよ明日6月13日の早朝から1次リーグの試合が始まります。
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ところで、FIFA(フィファ)って普通によく使われていますが、どういう意味か分からなかったので調べてみました。
フランス語の: Fédération Internationale de Football Association)の頭文字を取ってFIFAと略しています。
日本語で言うと、国際サッカー連盟です。
アソシエーション式フットボール(=サッカー)の国際統括団体です。
現在、全世界で209の国と地域が加盟しています。

FIFAでは、今までの国際大会の試合結果で、世界ランキングが付けられています。
W杯グループCの1次リーグで日本と対戦する3つの国のランキングは、
コロンビアが8位、ギリシャが12位、コートジボワールが23位です。
日本の今の世界ランキングは46位です。
この数字を見ても、1次リーグ戦で上位の2チームに勝ち残って決勝トーナメントに進むのが、いかに難しいのかが判ります。
それでも、世界ナンバー1を勝ち取ると意気上がる日本代表チームです。
その日本代表に、豊田市に縁のある選手がいます。

その選手は、DF(ディフェンダー=守り)の吉田 麻也(よしだ まや)選手です。
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名古屋グランパスに2007年から2009年まで所属しており、守りの要で活躍をしています。
その後2010年に欧州のチームに移籍して現在はイギリスのチームで活躍しています。

吉田選手は長崎県の出身ですが、小学校6年生の時に、7歳年上の兄が見つけた名古屋グランパスのユースセレクションを、家族で名古屋を訪れるついでに受験し、合格したため、みよし市に移住して、みよし市立北中学校に通いながらサッカー(U-15)をしています。
その後、2004年に県立豊田高校の普通科に進学し、在学中にユース(U-18)の日本代表に選ばれ、同校でも有名な存在となり、女子たちからは大変モテて黄色い声援を送られたそうです。
また、この時代はキャプテンを務め、選手としてもボランチとして攻守にわたって支える、チームの要といえる存在であったという経歴が有ります。
その豊田市伊保町にある豊田高校には、吉田選手を応援する垂れ幕が掲げられています。
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また豊田高校のすぐ前の県道には大きな横断幕も有ります。
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日本チームの第一戦目が15日(日)の朝10時から有りますが、吉田選手の先発起用はまず間違いないと思います。
吉田選手が点を取られないように守備で活躍して、日本チームがゴールを決めて、勝利するように、テレビの前で応援したいと思っています。

今日も、朝から小雨がシトシトと降って、まさに梅雨の天気です。
今日6月11日は、カレンダーに「入梅」と書かれています。
気象庁が発表した東海地方の今年の梅雨入りは、たしか6月4日でした。
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日本の暦の上での「入梅(にゅうばい)」とは雑節の呼び名です。
二十四節気の一つ「芒種」から5日目に当る頃を暦では「入梅」としています。
そして、今日から約30日間が梅雨といわれています。

しかし現実には、毎年同じ日に梅雨入りがくるわけでは無く、地域や気候によって差が生じるため、気象庁の出す「梅雨入り宣言」が実際の梅雨入りの目安になっています。

「入梅」の由来や起源は、はっきりとわかっていません。
ある説によれば、気象学がまだ発達していなかった頃は、農作物の出来高をよりよいものにするために「梅雨」がくる時期の目安を知っておく必要がありました。
そこで、農家の人の田植えの目安として、江戸時代に暦の上での入梅が設けられたということです。
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梅雨といえば・・・アジサイの花です。
街中を散歩していても、各家庭の庭に咲くアジサイをあちらこちらで見かけます。

青い色のアジサイに
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紅い色(ピンク)のアジサイ。
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アジサイの花の色は、植えられている土壌が、酸性かアルカリ性かで変わるといわれます。
根から吸収されるアルミニウムのイオンが影響するそうですが・・・・・
難しいことはさておいて、一般に土壌が酸性ならば青い花に、中性又はアルカリ性ならば紅い花になります。
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アジサイは漢字では「紫陽花」と書きます。

小さな粒々にポツンと大きな花が咲いているのは「ガクアジサイ」です。
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ガクアジサイは日本に自生する原種で、栽培品種であるアジサイ(狭義) のもとになったものだそうです。
江戸時代に来日した西洋の学者は アジサイには学名を付けたが、ガクアジサイを見逃した?ようで、原種の前に 栽培品種に学名が付けられたという話があります。

今では西洋アジサイと言われる品種改良されたものが多く出回っていて、色や形の違いでいろいろなアジサイが楽しめるようです。

ところで、やつば池散歩道には、アジサイの花が植えられていません。
そこで今、やつば池クラブの人たちがアジサイの苗を育てています。
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西山公園の緑の相談室の先生の指導を受けて、それぞれの家で昨年の暮れに挿し木をした苗を持ちよりました。
その苗を、移植しようとしている場所の近くの一ヶ所に集めて環境に慣らしています。
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50センチほどの大きさまで育てたものを、枯らさないように夏越えさせて、秋に葉っぱを落とした頃に、半日陰の環境の場所を選んで植えると良いそうです。

2~3年後には、やつば池散歩道にも、アジサイの花が見られるようになることを楽しみにしています。

やつば池散歩道の小さな花壇。
散歩する人の目を楽しませる、心のオアシスです。
ボランティア「やつば池クラブ」の人たちで植え替えや水やりの世話をしています。
先日まで長く咲いていた冬・春の花壇から、夏・秋の花壇に変わりました。
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オレンジ色のマリーゴールドと
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黄色のマリーゴールドに、涼しげな青紫のアゲラタム(和名:カッコウアザミ)の花壇が一つ、
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隣のもう一つの花壇には、
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鮮やかなピンク色のニチニチソウ(日々草)と、
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爽やかな白色のニチニチソウと一緒に、
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ポーチュラカ(別名:花スベリヒユ)が植えられています。
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夏の暑さが大好きなポーチュラカには、つぼみがたくさん付いていて、これから咲き出すのが楽しみです。

そして、もう一つの花壇です。
この花壇には、いろいろな花が植えられています。
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白妙菊(しろたえぎく)にマリーゴールド、ペチュニアにベゴニア、外回りにはサルビアがあります。
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この散歩道の花壇の近くには、水道がありません。
雨水が頼りですが、夏の日照りにはそうはいきません。
花壇の水やりには、池の水を利用しますが、エンジン付きのポンプで浴槽を改造した水槽に池の水を汲んで溜めておき、その水をジョロでまいています。

やつば池散歩道の整備は豊田市で行なってきましたが、この場所は公園に指定されていないため、水道やトイレの施設が有りません。

日照りの夏を、花たちが元気に過ごせるようにと祈りながら、散歩道を歩いています。

毎年、6月の第1土曜日と日曜日には、名古屋市緑区の有松で絞りまつりが行なわれます。
旧東海道の町並みの雰囲気と、賑やかなお祭りが大好きなので、時々出かけています。
今年も6月8日の日曜日に出かけました。
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祭り会場には駐車場が無いので、少し離れた大高緑地公園の駐車場に車を停めて、そこから出る無料のシャトルバスを利用しました。
でも、バスは少なくて40分間隔しか出ません。
シャトルバスの時刻表が無かったので、大高緑地に着いた時にはちょうどバスが出たところでした。
次のバスまで30分以上も待たされてしまいました。
しかも、バスを利用する人が多くて、私の乗ったバスの発車時刻の10分前には満員になっているのに、バスは決められた時刻まで発車せずに待機しています。
このバスに乗ろうと思って急いで来た人は、残念ながら次のシャトルバスまで炎天下の暑い中で1時間近くも待たされることになってしまっていました。
あきらめて祭りの会場まで歩いて行く人たちも多くいたようです。
シャトルバス乗り場には観光協会の人は誰もいなくて、駐車場の交通整理の人しかいないので対応にも困っていました。

そんなこんなが有りましたが、バスは時刻どおりに発車して、祭りの会場に到着しました。
絞りまつり会場の旧東海道の町並みは大賑わいです。
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まずは、町並みの東の端の方まで行ってみました。
街道の真ん中に、絞りの着物がずらりと並べられています。
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愛知県絞り工業組合が企画した「SHIBORIストリート」というイベントです。
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自慢の着物の秀作ぞろいです。
ちなみにこの着物の値段は・・・と値札を見てみると、
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〇の数が多過ぎです。5つも〇が並んでいます。
8万から12万円の高級着物が100mにわたって展示されていました。

その近くで「有松桶狭間観光振興協議会」の協力で、子供用の「甲冑(かっちゅう)試着コーナー」が有りました。
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段ボールなどを材料にして加工したものだそうですが、見事な甲冑です。
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勇ましい甲冑姿で記念写真を撮ってもらっています。

会場を少し西の方に進んでいくと、絞りの体験コーナーが有りました。
1枚1000円で、真っ白な木綿の手拭いの布を受付で買います。
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やり方の指導を受けながら、布に糸を巻き付けたり、輪ゴムを巻いたりして絞ります。
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そして、絞った布を熱した染料液に入れて、色付けしてもらいます。
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水洗いをして、巻いたものを外すと・・
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個性豊かな絞りの手拭いが出来上がりです。
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乾燥させて、お土産に持って帰ります。

有松の町には豪華な山車が3輛有ります。
それぞれの山車ごとに時間を決めて、山車蔵の前で見事な「からくり人形」の演技が披露されます。

東町の布袋車です。江戸時代の明和5年(1768)に作られたもので、名古屋市の若宮祭りで使われていた山車です。明治24年に購入しました。
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からくり人形が筆を持って字を書く「文字書きからくり」です。

中町の唐子車です。
この山車も江戸時代の末期の天保年間に作られたもので、知多・内海の豪商から明治8年に購入した山車です。
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このからくり人形も「文字書きからくり」です。
みんなが見ている前で人形が見事な文字を書きます。
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山車蔵の前には、長い鼻の天狗と赤い顔をした猩々(しょうじょう)が並んでいます。
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秋の有松のお祭り等では、中に人が入って町の中を歩き回ります。
大人は見ても笑えますが、小さな子供には恐ろしくて近づくと泣き出す子供もいました。

そして、西町の神功皇后車です。
この山車は、明治6年に有松の西町が名古屋の御車大工に依頼して建造された山車です。
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名古屋市指定民族文化財のなかでは一番新しい山車ですが、有松にある3台の山車の中では1番古くから有松のお祭りで曳かれています。

祭り会場の西の方に行くと、伝統工芸士による絞りの実演が行われていました。
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見ている人の質問にも、にこやかに応対して説明をしています。
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元気なおばあちゃん達は、見事な糸裁きを見せていました。
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午後2時から、絞りまつり最後のパレードが有りました。
中学生と高校生が吹奏楽を演奏しながら進み、その後にミス絞りがオープンカーに乗って通過していきます。
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ゆっくり行けばいいのに、速いスピードで、あっという間に通過して行ってしまいました。
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何とか一人の「ミス絞り」の方の撮影に成功(?)しました。
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まつり会場で愛嬌を振舞っていた「ゆるキャラ」です。
緑区のマスコットの「みどりっち」です。
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首に絞りのスカーフを巻いて絞りまつりを応援しています。
そして、有松絞りのマスコットの「しぼりーちゃん」です。
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絞りまつりに来た人は、出店での買い物も楽しみです。
見事な絞りの長袖のシャツは18,500円でした。DSCN2803
年金生活では、とても買えそうもありません!

山積みの端切れの布なら、なんとか買えそうです。
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ワゴンには気に入った布を求めて、人だかりです。
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掘り出し物が見つかって、いい買い物が出来たでしょうかね?

絞りまつりの中で今年初めて登場した戦国の三英傑、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の家紋旗の幟(のぼり)です。
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左から、秀吉の五三桐(ごさんのきり)、家康の三つ葉葵(みつばあおい)、信長の織田木瓜(おだもっこう)です。
通りのあちらこちらに、この家紋の旗が掲げられていました。

帰りのシャトルバスは時刻表が有り、時間に合わせてバス乗り場に行ったので、そんなに待たずに乗って帰れました。
バス乗り場でのアンケートに、朝のシャトルバスのことを書いておいたので、来年の絞りまつりに反映されていればうれしいです。

6月8日(日)、朝の散歩で久しぶりに平芝公園へ行ってみました。
3月に行われた梅まつりから3ヶ月が過ぎ、緑が広がる公園の風景です。
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梅の雨と書いて、梅雨(つゆ)と読むように、まさに今の時期の梅の木には梅の実がたくさんぶら下がっています。
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公園内には500本を超える梅の木が植えられており、その木のほとんどに実が鈴なりに成っています。 
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ところが、散策路にはご覧のありさまで、梅の実がいっぱい落ちています。
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美観を損ねるだけでなく、踏んで滑って転ぶ危険もあります。
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木の周りに足の踏み場がない状態で、梅の実が落ちています。

市民の中には、梅の実をスーパーなどで買って、梅酒にしたり、ジャムに加工したり、梅干しを作るのを楽しみにしている人も多くいると思います。

公園の通路には「実を取ると罰せられます」と書かれた豊田市公園課の立札があります。

確かに、自由に梅の実をとっても良いって言えば、乱暴に枝が折られたりしての被害が心配されます。
また、落ちた実が土に戻って、梅も木の肥料代わりになるっていうことも聞いたことが有ります。
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それでも、こんなに実がたくさん落ちている状態を見ると、もっと有効に活用できる方法を考えてもいいんじゃないかと思います。

梅まつりの時のように、地域の自治会の協力を得て、梅の収穫祭をするというのはどうでしょうか?

エコフルタウンとよたです。
梅の実も大切な資源の一つではないかと、私は思います。

6月7日(土)は、豊田市足助町の町並みで「たんころりんのキャンドルナイト」というイベントが開催されました。
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朝から雨が降ったり、止んだりの天気でしたが、幸いに午後には雨も止んでくれました。

このイベントは、省エネ啓発イベント「100万人のキャンドルナイト」に賛同したイベントです。
足助では、今年も町中の電気を少し落として、「たんころりん」を灯します。

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「たんころりん」とは、竹かごと和紙で作った円筒形の行灯のことです。
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「たんころりん」というかわいらしい名前は、灯りの元となる『ひょうそく(乗燭)』という道具の形がひょうたんの形に似ていることからその昔、『ひょうたんころりん』とか『たんころ』と呼ばれていました。

「ひょうそく」という物は、お腕形の内部中央に灯芯を立てる突起を設けた陶器で、菜種油や綿実油などの植物油を入れ、それに灯芯をひたして灯りをともす道具のことです。
ひょうそくの一例です。
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今では、竹かごと「ひょうそく」をひっくるめて、地元住民から「たんころりん」と呼ばれています。

イベントで飾られる竹かごは、足助の竹(真竹)を裂いてひごを作り、地元住民一人一人が手作りしたものです。
そのかごの他に、三州足助屋敷で漉いた和紙を貼りつけ、ひょうそくはシルバー人材センターのお年寄りが作ったものを使っています。
このシンプルな行灯からもれる光は、柔らかく揺らぎ、見る者に懐かしさや安堵感を与えてくれます。
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浴衣姿の子供たちは、たんころりんの中が気になって覗いています。
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町かどのあちらこちらで小編成のグループの演奏や歌が演じられていて、キャンドルナイトのイベントを盛り上げています。
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写真はフラッシュを使って写したので明るいですが、実際はうっすらとした灯りの中でした。
フラッシュを使わないで写真を撮ると、こんな感じです。
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爽やかな風が吹き抜ける中で、およそ1時間たんころりんの灯りの足助の町を散策しながら、イベントを楽しんできました。


毎年6月5日は、熱田神宮の例祭「熱田まつり」が行われます。
今年は、雨が降る天候で、行事が一部翌日に延期されたようです。
2年前に撮影した写真で、熱田まつりの一部を紹介します。
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熱田まつりは「尚武祭(しょうぶさい)」とも呼ばれています。
尚武祭とは、祭行事に弓道や柔道・剣道などの武道の大会が奉納されるので、こう呼ばれるようになったようです。

祭りの当日の6月5日は、あいにくの雨の降る天候になりましたが、傘をさしての本宮で行われた神事の様子がテレビのニュースで放映されていました。


そして「献灯まきわら」と「花火」は、6日に延期されました。
6日も朝から雨が降ったりやんだりの天候でしたが、そんな中で、行事の実施されたようです。

「献灯まきわら」は、夕刻の午後5時半ごろに、熱田神宮の東門と西門に2基、南門に1基の合わせて5基を奉飾します。
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献灯まきわらの提灯(ちょうちん)の灯りは、神殿から受け継いだローソクの火を一つ一つの提灯に点けていきます。
提灯の数は、半球状に一年の日数と同じ365個と、中央の真上に月の数の12個を飾ります。
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神宮東門に奉飾された2基の献灯まきわらです。
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この「献灯巻きわら」については、熱田祭りが始まる以前の、明治時代の「熱田天王祭り」からの歴史があるようです。
今も行われている「尾張津島の天王まつり」で川に浮かぶ巻きわら船は、室町時代より前から行われていたという記録があるそうです。
そんな歴史のある津島の天王祭りと同じように、熱田まつりでも、明治の終わりごろから昭和48年までは、熱田の浜(現在の七里の渡し付近)に5艘の巻きわら船を浮かべていたという歴史が有ります。
その後は諸事情により船から陸に上がって、神宮の門に奉飾された献灯まきわらという形になり、現在に至っています。

そして、もう一つのイベントは花火です。
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名古屋に夏到来を告げる約1000発の花火が、午後7時45分から8時30分まで、熱田神宮から少し離れた神宮公園で打ち上げられます。

また、地元の人々は、毎年この祭りから浴衣を着るならわしがあるようです。
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手にうちわを持ち歩く様子から、夏の季節を感じ取れるお祭りです。

屋外で行われるお祭りは天候に左右されるので、梅雨時に行われる熱田まつりは、雨の日になることも多いと思います。祭り関係者の苦労がうかがえます。


東海地方が梅雨入りした模様ですと、昨日の6月4日に気象庁から発表されました。
今日6月5日は、まさに梅雨らしい天気になり、朝から雨が降っています。
午前中に一時雨が止んだので、西山公園の花ショウブを見に行ってみました。
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菖蒲園の池には花ショウブがチラホラと咲き出しています。
花ショウブは紫色や紺色や白色系が多い中で、この池には黄色系の花ショウブの花が多く咲いています。
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この黄色の花ショウブを咲かせるまでには、品種改良の歴史が有ります。

1950年代の終わり頃、花ショウブの品種改良に取り組む数人の実生家の中で、誰が最初に黄色の花に成功するかの育種競争が起こっていました。
古来からの花ショウブに外来種の黄ショウブを交配させました。
最初に成功したのは、愛知県の大杉隆一さんという人でした。
大杉さんは、この世界初の黄色の花ショウブを1962年(昭和37年)に開花させて、愛知県の名を付けて「愛知の輝き」と命名しました。
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(インターネットからの写真です)
その後、黄色の花ショウブは他の人も咲かせるようになり、今では「金冠」などの品種が出回ってきています。

今の時期、各地の花ショウブ園で、花ショウブまつりが行われます。
黄色の花ショウブの前に名札が立てられていたら、「愛知の輝き」があるかどうか見てみてください。

西山公園に咲いている黄色の花ショウブです。
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西山公園には品種名の札が無いので、黄色の花ショウブが「愛知の輝き」かその他のものか、花を見ただけではチョッと判断ができませんでした。

他にも紫色や白色の花ショウブも咲いてきています。
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梅雨の雨に咲く花ショウブ、大好きな花です。

やつば池散歩道の入り口に数日前から、掲示板らしきものが立てられていました。
「工事中さわらないで!」の文字が書かれています。

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6月4日の朝、この掲示板の前に、ボランティア「やつば池クラブ」の人たちが集まって、この掲示板らしきものの、お披露目が行われていました。
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みんなの拍手の中で、除幕式が始まりました。
掲示板らしきものは、八ツ谷池(やつばいけ)の説明板でした。
幕?をはずしている方が、この説明板を作られたKさんです。
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除幕式が終わって、散歩道に現れたやつば池の説明板です。
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文字が書かれている薄緑色の板は、お風呂のフタを利用している等、製作から施工まで、すべてが「やつば池クラブ」の人の手作りだそうです。
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説明板に使われている写真は、やつば池クラブ員の写したものが貼られています。
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今まで、八ツ谷池の散歩道へ歩きに来られている人たちでも、この池の名前も知らない人が多かったようです。
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この説明板が立てられたことで、池の名前を皆さんにも知ってもらえるようになり、きれいな散歩道があるから、やつば池へ歩きに行こう」って、地域で評判の散歩道になれば良いなぁと思っています。

豊田市内で最大のササユリの群生地が松嶺(まつみね)町にあります。
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松嶺の「ささゆりの里」と名付けています。
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ササユリはユリ科の多年草で、本州中部以西の山地に生えています。
背の高さは約1メートルほどで、花は淡い紅色、長さ10センチほどの、香りがとても良い、
大きな花が咲きます。
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ササユリの名前は、ユリの葉っぱが「笹(ささ)」に似ていることから、この名前が付けられました。
松嶺町の「ささゆりの里」では、里を管理する松嶺ささゆり群生地保存会が1周約2キロの散策路を草刈りするなどをして管理し、自生するササユリを保護しています。
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群生地には、一般の人が無断で入れませんが、6月1日から15日まで、午前8時から午後4時まで、一般公開がはじまっています。
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6月8日(日)には「ささゆりまつり」を開催し、五平もちや飲みものなどの販売があります。

保存会の情報では、今年は例年並みの6月初旬に開花し、6月10日前後に最盛期を迎える見込みですが、冬期の天候不順に加えイノシシなどの獣害で、少し残念ですがササユリの花は例年よりも少ないもようです。
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可憐なササユリの花を見に行ってみてはいかがですか。

真夏日が続いていたと思ったら、6月2日の今日は、九州地方で梅雨入りしたとの情報です。
暑いのも嫌だけれど、梅雨のジメジメも歓迎できません。
でも、梅雨は農家の人たちにとっては大切な季節なんですよね。
我が家のプランターでの家庭菜園で、チョッと珍しい野菜が二つ育っています。

その一つは、紫色の実のなるエンドウ豆です。
近くの家庭菜園でも先日、見かけたのでそんなに珍しく無くなっているのかも知れませんが、「ツタンカーメン  エンドウ」です。
春に種蒔きをしたので、最近になってやっと花が咲き、実がなりだしました。
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花はキヌサヤエンドウと同じようなピンクの花です。
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実はまだ小さいですが、濃い紫色をしています。
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収穫までには、もう少し大きく育ててみます。

この濃い紫色のさやをしたエンドウ豆は、古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出土した豆の子孫といわれています。
日本には、昭和31年(1956年)にアメリカから伝わり、古代エジプトにまつわるエンドウ豆として主に学校関係など教育機関を中心に広がったようです。

三千年も大昔の豆が、はたして生きていたのかどうか、その真偽はともかく、ロマンを感じさせてくれるエンドウ豆です。
もちろん、ツタンカーメンエンドウは美味しく食べられます。

もう一つは、ズッキーニです。
4月のとよたガーデニングフェスタで苗を買ってきたものです。
スーパーの店頭に売られているズッキーニは、キュウリのような形をしています。
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でも、我が家のズッキーニは円盤形の実がなるというズッキーニです。
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UFOズッキーニとも呼ばれているそうです。
苗を買った時の名札には品種名が「サマーデリケーツ」と書かれていました。

初物が実りましたので、収穫しました。
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どういうふうに調理して食べるものか、よくわからないので調べてから、調理してもらいます。
不思議で楽しみな野菜たちです。

6月1日、今日も豊田市の午後の気温は、真夏日の30℃をはるかに超えて、35℃に近づく暑さを記録しました。
そんな暑さの中、豊田市の隣の知立市にあります知立神社境内の知立公園では、花しょうぶ祭りが行われています。
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知立公園花しょうぶまつりは、毎年5月25日から6月20日まで催されています。
期間中はいつでも花を楽しむことができますが、例年6月10日前後が一番の見頃になっています。

知立公園の花しょうぶは、昭和30年・32年・35年の3回にわたって明治神宮からいただいた貴重な品種の花が植えられているそうです。
花しょうぶ園は、知立神社を挟んで西公園と東公園の2つがあります。
紫色や白色の見事な花を咲かせ、訪れる多くの人々の目を楽しませています。

6月1日の花しょうぶの開花状況は、まだちらほらと咲いている状態でした。
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まだつぼみがたくさん有ります。
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見ごろになるまでには、もう少しです。

毎年この時期に、浴衣姿のミスカキツバタの4人がモデルになっての、「知立公園花しょうぶを写す会」があります。
今年は6月12日に行われます。
ちなみに昨年、私の安いデジカメで写した写真です。
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写真に興味のある方は、ぜひ出かけてみてはいかがですか。

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