一年が早かった人、遅く感じた人、それぞれですが、泣いても笑っても今年も終わりです。
新年を迎える準備がまだまだ残っているのに、今朝の新聞の地方版に高さが13mの門松が、岡崎市の真福寺に飾られているという記事を見つけ、どんな門松なのか見に行ってきました。
真福寺は、西暦594年に聖徳太子によって建立されたと言われており、三河地方で最も古い寺院です。
境内には竹林が多く有り、お寺の食堂では竹膳料理の食事が出来るお寺でも知られています。
真福寺の仁王門です。
仁王門の横に案内図がありました。
仁王門から階段の参道が本堂まで続いていますが、山門から200m先に本堂があり、本堂前まで別の道を車で行くことができます。
本堂前に来ました。
階段の向こうが本堂で、高さ13mの門松は階段の下に設置されていました。
少し斜め横から撮ったものです。
長い竹ですが、倒れないように支えるようなものが有りません。
普通の門松なら下の写真のような、この位でも大きいのに、ここから上に・・・
天を突くように長く高く伸びています。
こんなに長い竹が使われるというのも、竹で有名ならではのお寺の門松です。
このあと、帰りに挙母神社に立ち寄って、1年間のお礼参りをしてきました。
神社内の門松は大鳥居の前に1対と・・・
本殿拝殿前に1対が飾られていました。
門松の中央の3本の竹は、斜めに切り落としてありますが、斜めにしない地方も有るそうです。
最初に斜めにカットしたのは、武田信玄と戦うときに徳川家康が行なったという説があります。
また、節の位置を笑った顔に見えるように切るのが縁起が良いといわれています。
竹を荒縄で縛りますが、縛り方も七五三となるように巻き数にも縁起をかつぎます。
竹の根元には松の枝と梅の枝を添えて松竹梅飾りにします。
松は黒松(男松)と赤松(女松)の2種類を並べると良いそうです。
南天の赤い実は難を転ずるの語呂合わせから、葉ボタンは紅白を並べます。
正月の縁起物ということで、いろんなこだわりがあるようで、調べると興味深いです。
境内には初詣の人を迎える準備が整っていました。
年が明けると、参拝する人で長い列が出来るということですが、明日の天気予報では雪マークが出ていて、空模様が心配です。
今年最後になりましたので、やつば池散歩道のブログに訪問していただいた皆さんにおかれましては、新しい年がますますハッピーな年になりますように祈念して、1年間のお礼にしたいと思います。
どうぞ良いお年をお迎えください。