やつば池散歩道(豊田市)のブログ

やつば池(八ッ谷池)は、私が住んでいる豊田市朝日町と、その隣の丸根町に接する小さな農業用の溜め池です。              やつば池を周回する散歩道を元気に歩ける幸せを感じながら、地域の話題や情報を発信します。

2017年01月

早いもので、もう少しで1月も終わります。
先日、友人から夏ミカンを分けてもらいました。
その1つを半分に輪切りにして、我が家の庭にあるボケの木の枝に刺してみました。
しばらくすると、どこからともなくメジロが飛んできて、辺りを気づかいながら、食べ始めました。
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周りをキョロキョロ気にしながら、美味しそうに食べています。
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可愛い姿に見惚れていると、ピーピーと鳴きながら、メジロを追い払うように、ヒヨドリがあらわれました。
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大きな口で、パクパクと食べ始めました。
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見る見るうちに果肉が少なくなっていきます。
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しばらくして、ヒヨドリが飛び去ったあと、別の枝先に新しい夏みかんを置いてやると、またメジロが戻ってきました。
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ヒヨドリが気にしながら、ミカンに顔を突っ込んで美味しそうに食べ始めました。
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冬の時期は自然の食べ物が少なく、野鳥の世界も競争が厳しいようです。
人間には酸っぱい夏ミカンなのに、鳥たちには美味しいんでしょう!

1月28日 (土) の中日新聞朝刊の地域版の「地名さんぽ」のコーナーに豊田市の鞍ヶ池(くらがいけ)が紹介されていました。
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この記事に中に、トヨタ鞍ヶ池記念館の副館長の話から聞いた「鞍ヶ池」の名前の由来が書かれています。

鞍ヶ池は今から350年ほど前の江戸時代初期の寛永年間(1624~1644)に、干ばつに悩まされていた農民たちが2年かけて田畑を潤すための灌漑(かんがい)用のため池を作りました。
その時代に、この辺りを治めていたのが「槍の半蔵」として名をはせた徳川家康配下の武将渡辺半蔵守綱の長男で、寺部城主の渡辺重綱が、池の出来具合の見事さに感心し、視察のために乗ってきた馬を降りて自らの鞍を「池の主になって末永くこの池を見守れ」と言って水中に投げ込んだのが、鞍ヶ池の名前の由来だそうです。

記事の中に、名前の由来の他に、現在池の耐震工事が行なわれており、3月に工事が終わるまで池の水が抜かれていて、いつもとは異なる姿を見せているという情報も有りました。

鞍ヶ池の水が抜かれた景観はなかなか見られないので、どんな状態になっているのか1月28日の午後、出かけてみました。

下の2枚の写真は、以前に写した通常の池の水が満水に蓄えられた時の鞍ヶ池の景観です。
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池の広さは125ヘクタールあり、水面にはレジャー用のボートが浮かんでいます。
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そして、1月28日の鞍ヶ池の景観です。
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水が抜かれて、広々とした池の底が見えています。
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ボート池に利用されていることもあってか、予想した以上に浅い池の底でした。
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池の姿が変わり果て、少し残っている池の水辺に、サギやカモなどの鳥たちが集まっていました。
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当たり前のことですが、干上がった池の中を見渡したところ、投げ込んだと言われている馬の鞍の姿は見当たりませんでした。
新聞の記事の最後に、トヨタ鞍ヶ池記念館には鞍をかたどった銅像があり、シンボルとして大事にされていると書かれていたので、記念館に行ってみました。
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駐車場で警備をされている方に尋ねたところ、その銅像は特別な場所に置かれていて、普段には入れない場所にあるということで、残念ながら見ることができませんでした。
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インターネットを検索して見つけた鞍の銅像の写真です。
画像が小さくて見づらいですが、よく見ると馬の鞍の姿がわかります。

鞍の銅像を一般の市民にも近くで見られるようにしていただければと、トヨタ鞍ヶ池記念館の関係者の方のご理解を期待したいと思っています。


1月の下旬、冷え込みが厳しい中でも、間違いなく春の足音が近づいています。

豊田市内の梅林の名所の一つ、平芝公園の早咲きの梅が咲きはじめています。
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一重咲きの紅梅のオオサカズキという品種です。
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早咲きのオオサカズキでも、まだ咲きはじめでチラホラの状態です。
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それでも、近づいてアップにして見ると満開のようにも思えます。
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紅梅だけでなく、早咲きの白梅も咲きはじめていました。
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名札が有りませんが、トウジウメのようです。
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青く澄み切った空に白梅が綺麗です。
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平芝公園の梅林が見頃になるのは、平年では一か月後の2月下旬頃です。
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公園内では、豊田市シルバー人材センターの人たちで剪定作業が行なわれていました。
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昔から、サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカと言われるように、ウメは枝を上手に切ることで綺麗な花が楽しめるようです。
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剪定されて切られた枝先が積まれていました。
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寒い中でご苦労様です。
こうした作業のおかげで、綺麗なウメの花を楽しませてもらっています。

1月20日 (金) 、今日は二十四節気「大寒」です。
小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたり、一年中で最も寒い時期といわれています。
この寒い時に、豊田市西山公園の片隅の低木には、今年も黄色の花が咲いています。
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香りのある樹木コーナーの入り口に咲くロウバイ(蝋梅)です。
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ロウバイは、まるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木です。
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開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。
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中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。
江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されています。
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公園内には10本ほどのロウバイの木が植えられていて、まだこれから咲きだす木もあります。
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西山公園に行かれた折には、ロウバイの木の近くに寄って、ロウバイの花に鼻を近づけて香りを楽しんでみてください。
2月末ごろまで咲いていてくれると思います。

ヒノキの間伐材を使った木製の初代カローラの実物大の模型が、豊田市駅前の参合館の1階ロビーに展示されています。
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公益財団法人「あすて」の創立50周年記念として、50年前の昭和41年(1966年)11月に販売された初代カローラを、外観から内装に至るまで、初代の車を元にした設計図から忠実に再現、豊田市産の木材(ヒノキの間伐材)で製作したものです。
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製作にあたっては、地元企業のトヨタ自動車、アイシン精機をはじめ、製作アドバイスと加工に杉浦木型製作所の全面的な無償協力を得て、豊田市のボランティアグループ「森のプレゼント」が中心となって、2年がかりで作り上げたものです。
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窓ガラスやネジなど一部部品を除き、ほぼヒノキでできた模型ですが、扉は開閉でき、前の座席は前後に動かせるようになっているそうです。
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ハンドルも計器盤も、運転する女性も木製です。
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カローラの文字
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フェンダーミラー
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木製のタイヤは回転するそうです。
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木肌の感覚を知りたかったけれど、「触れないように」と書かれていましたので、少し残念でした。
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展示期間は、平成29年1月6日(金)~ 1月31日(火)までの予定です。


1月14日 (土) の朝、この冬一番の寒波が日本全体に来襲して、各地に大雪が降りました。
豊田市街地でもこの冬初めて、うっすらと積雪になりました。
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朝8時前には、降りしきる雪の中を傘をさして朝日小学校に通学する小学生の姿が有りました。
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ちょうど通学のこの時間帯に大粒の雪が降ってきていました。
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この後、雪は止みましたが、明日の朝も更に強い寒波が来るという天気予報です。
道路への積雪や凍結による交通事故が心配です。

新しい年が明けて、早くも12日になりました。
昨日は正月行事の一つ、鏡開きの日でした。
我が家では鏡餅を割って、お汁粉にしていただきました。

1月12日、豊田市の中心地に有ります「挙母(ころも)神社」へ少し遅くなった初詣に出かけてきました。
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毎年正月には鳥居の両側に飾られている門松も、すでに取り外されていました。

広い境内は人もまばらでしたが、初詣に来ている人たちの姿も有りました。
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拝殿の前で、遅くなりましたが「今年もよろしくお願いします」とお参りしてきました。
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元日の賑わいが嘘のようにひっそりとした鏡開きの日の挙母神社でした。

1月7日は七草がゆの日です。
昨年や一昨年は、豊田市松平郷の「春の七草を味わう会」が行なっている七草がゆを食べに行きましたが、今年は久しぶりに我が家で七草がゆを作っていただくことにしました。

豊田市の産直プラザで七草がゆセットを買い求めました。
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1パック300円でした。

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」、一生懸命覚えた春の七草の名前です。
ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのこと。
この七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったそうです。
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ところで、なぜ七草粥なのでしょう。
七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。
そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。
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七草はいわば日本のハーブです。
そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べようというのですから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものです。
 

1月7日 (土) の午前中、 豊田スタジアムの西イベント広場にて、2017年豊田市消防出初式が行なわれました。
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出初式の最後に行なわれた防火祈願の一斉放水です。
10数本の水柱が、青く澄み切った空に向かって放たれました。

9時半から始まった出初式では、式典の後、分列行進が行なわれました。
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徒歩分列行進と車両分列行進が行なわれ、徒歩分列行進の後の車両分列行進では、様々な現場で活躍する多種多様な消防車両が行進しました。
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車両分列行進の最後尾には、トヨタ自動車本社工場の消防車も参加していました。
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この後に「階梯操法」と呼ばれる、はしご乗りの演技が行なわれました。
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豊田市消防出初式で演技するのは、豊田市消防団「階梯隊」のみなさんが行なっているそうです。
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階梯操法は今から約350年前に、江戸の上野東照宮で初めて消防出初式が行われた際に披露されたそうです。
以来、はしご立て及びはしご乗りは江戸時代から火消しの心意気を示す儀式として伝統的に引き継がれています。
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無事に終わりホッとしている演技した人たちです。
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そして、けたたましいサイレントが鳴り響き、消防訓練の様子が実演されました。
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高所に人が取り残された現場、乗用車の事故が起きた現場を再現し、消防隊が人命救助を行います。
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最後に一斉放水で消防出初式が終わりました。
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風もなく、真冬にしてはあたたかい日の出初式でした。

昨年の暮れ、やつば池散歩道の横に石燈籠が置かれました。
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やつば池近くの家が引っ越しをされ、その家の庭に置かれていた石燈籠がこの場所に移されたものです。
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土台の大きな石も一緒に、やつば池クラブの方たちがフォークリフトを使って運んだそうです。

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池の一角に、小さな日本庭園が出来ました。

石燈籠の隣にはボケの木が植えられていて赤い花を咲かせています。
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石灯籠の近くにはスイセンの花も咲きだしています。
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清楚な白い花が、冬のやつば池散歩道を散策する人たちの目を楽しませています。

2017年、新しい年が明けてすぐ、除夜の鐘が鳴る中を初詣でに、昨年と同じく今年も近くの毘森公園内にある毘森神社へ出かけました。
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小さな神社なので、境内には数十人の参拝客が集まっているだけです。
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拝殿でお参りして、
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ドラム缶のかがり火が焚かれた境内にて身体を温めました。
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境内の片隅に張られたテントの中では、振舞いのお神酒をいただきました。
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みたらし団子も焼いています。
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そして、アツアツのお汁粉が大鍋で作られています。
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大きな器にたっぷりと入れて、参拝客に振る舞われていました。

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振舞いの団子を家に持ち帰って、こたつの中に入ってお茶を飲みながらいただきました。
新しい年が、食べるものには恵まれそうな毘森神社での初詣でした。


2017年1月1日元旦の朝7時26分、やつば池の上に昇る初日の出です。
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風もなく、やつば池の水面が鏡のようです。
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日の出から10分が過ぎ、光が水面に反射する高さまで太陽が昇ってきました。
穏やかな新年を迎えた「やつば池散歩道」でした。

明けましておめでとうございます

やつば池散歩道のブログも2013年12月にスタートして今年で4度目の正月を迎えることが出来ました。

2017年 元旦の朝7時18分、豊田市街地から見た、豊田市松平地区の山並みに昇る初日の出です。
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空に向かって立っている3本の柱は豊田スタジアムです。
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雲一つ無い、晴れ渡った空でした。

やつば池散歩道のブログを本年もよろしくお願いいたします。


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