ちなみに番組名の「ヘウレーカ」とは、「わかった」とか「発見した」という意味で、古代ギリシャの科学者、アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したときに、嬉しさのあまり裸で「ヘウレーカ!」(古代語の εuρηκα)と叫びながら街中を走った、という故事にちなんでいるということです。
この番組で取り上げた、道路縁のアスファルトやコンクリートのスキマに生える小さな草花たち。
我が家の前にも、プランターの外の道路の縁に、そんな草花(スキマ草)が生えています。
この植物は、コキア(ほうき草)です。
昨年の秋にプランターに植えられていたコキアの種が道路と側溝の間のアスファルトの隙間にこぼれていたようです。
春先に小さな芽が出てから、ここまで大きく育ってきています。
番組では、なんでわざわざ窮屈そんなところに生えるのか?という話で盛り上がりましたが、植物学者の塚谷裕一さんは、都会に生きる植物にとってスキマはパラダイスだということでした。
その理由は、ほかの草が新規参入しづらいため、スキマの植物は日光を独占できること。
またアスファルトの下の土は湿っているので水分補給も容易だということです。
我が家の前の道路端の、側溝との2~3ミリのスキマに背丈が20センチほどまで育ったコキアです。
根元の部分をよく見ると、数本の茎が集まっています。
これ以上に成長すると茎が折れてしまいそうですが、コキアの根は直根性の植物で、苗の植え替えには適していないし、スキマが狭すぎて掘り出せないため、このまま見守って行こうと思っています。
Eテレの教養バラエティ「ヘウレーカ」という番組で見た話から、植物の生命力のすごさを我が家の前のスキマ草状態のコキアから実感しました。