やつば池散歩道(豊田市)のブログ

やつば池(八ッ谷池)は、私が住んでいる豊田市朝日町と、その隣の丸根町に接する小さな農業用の溜め池です。              やつば池を周回する散歩道を元気に歩ける幸せを感じながら、地域の話題や情報を発信します。

2018年07月

7月28日(土)、安城市の田んぼアートを見た後の帰り道で、安城市野寺町の本證寺(ほんしょうじ)に立ち寄り、お寺の周囲の内掘に咲くハス(蓮)の花を見てきました。
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本證寺は、鎌倉時代の創建と伝わる名刹で、戦国時代には三河一向一揆の拠点となったことでも有名なお寺です。
本證寺境内は、平成27年に国史跡へ指定され、広い境内の片隅に安城市教育委員会が立てた説明板がありました。
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本證寺は、二重の堀(内堀・外堀)や土塁が巡ることなどから「城郭寺院」とも呼ばれます。
本堂を囲む内堀のほとんど全体と外堀の一部が存在しています。
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三河一向一揆は、永禄6年(1563年)から翌年にかけて起こった徳川家康と三河本願寺教団の戦いで、一揆の結果、本證寺の坊主衆は領国追放となり、主要な堂宇も破却されますが、およそ20年後に赦免され、江戸時代には東本願寺派の中本山、触頭寺院として再興を遂げました。
この頃に建てられた本堂は愛知県指定文化財となっており、経蔵・鐘楼・鼓楼・裏門などの建造物がが市指定文化財となっています。

県道沿いの本證寺正面にある山門です。
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この山門から境内の広い駐車スペースへ車で入ることができます。

内堀の塀の向こうの建物が鐘楼です。
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そして、お城の隅櫓のような鼓楼です。
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鼓楼の2階には太鼓があって、時を知らせていたということです。

この内堀にハスの葉が茂り、たくさんの花が咲いています。
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内堀から山門と鼓楼を望みます。
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薄いピンク色のハスや、
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濃いピンク色のハスや、
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真っ白なハスの花が咲いています。
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ハスの花は朝に見るのが良いそうで、お寺を訪ねた時間がお昼頃だったので、ハスの花の観賞には遅かったようで、閉じ始めていた花もありました。
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本證寺ハスの会によると、昔からお堀にはハスがたくさん咲いていましたが、10数年ほど前に、なぜか一度全滅してしまったといいます。
そこで、歴史的景観を守り伝えるために、平成21年から安城市と地元の有志が協力して、ハスの植栽に加え、外来種の駆除や堀の掃除など、ハスの復活に向けた保護活動を続けているのだそうです。

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こうした本證寺ハスの会のみなさんのおかげで、綺麗なハスを見ることができました。


安城市のデンパークから西へ400mほどの所の安城市和泉町七ツ田で、5月に田植えをした田んぼアートが見ごろを迎えているということで、7月28日(土)に出かけてきました。
半場川に架かる橋の上から、田んぼアートが見えてきました。
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田んぼアートの前に立てられている説明板には・・・
色のついた苗で田んぼに絵を描くふれあい田んぼアート。「農とのふれあい、そして夢・・・」をテーマに、2007年から安城で開催されています。
と書かれています。
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「ふれあい田んぼアート安城」12回目の開催となった今回は、鉄道会社の協力のもと、「三河安城駅開業30周年」を記念した初代の新幹線の絵柄が採用され、4色の稲の苗を使って、手作業による田植えで田んぼアートが描かれています。

安城市役所のホームページに、5月20日(日)に多くの人たちが集まって田植えをした時の写真があり、その絵が紹介されていました。

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土手の上から眺めた今年(2018年)の「ふれあい田んぼアート安城」の作品です。
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広い田んぼに稲がきれいに色付いて、新幹線の絵と文字がくっきりと浮かび上がっています。
土手の上からでは目線が低いので、ドローンを飛ばして上空から見たようにパソコンで縦方向を伸ばす画像処理をしてみました。
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高い所から見ると、こんなふうに見えるのでしょうか?

画像処理をしていない写真に戻ります。
大きな絵なので、半分ずつの部分画像を撮りました。
全体の左半分と、
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右半分です。
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みごとな田んぼアートです。

稲刈りが9月15日(土)の予定で計画されています。
素晴らしい安城のふれあい田んぼアート、また来年のデザインが楽しみです。

7月27日(金)、台風12号が今まで見たことのない、東から西へと移動するという予想進路で日本に接近してきています。
明日には台風の影響がありそうなので、近いうちに行こうと計画していた「ブルーベリー狩り」に出かけてきました。
行先は、毎年同じ南信州のブルーベリー農園です。

今日は朝から、今までよりも少し涼しさを感じる日でしたが、豊田市街地から国道153号線で北上し、稲武まで来ると、車内は冷房は要らない程度まで気温が下がっており、エアコンを止めて車の窓を開けて自然の風を身体に受けながらのドライブになりました。

途中の標高1,160メートルの平谷峠では、車の外気温度計が22℃まで下がり、涼しさを感じながら車を走らせました。
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しばらく走るとブルーベリー農園に到着しました。
農園の持ち主のお婆ちゃんは、今年も元気に迎えてくれました。
話を聞くと、朝早くの6時頃前から来て採りに来た5人のグループがいたということでした。
今年も今までと変わらず、2時間の採り放題・食べ放題で一人千円です。
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完熟のブルーベリーを一粒ずつ、
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まとめて数粒一緒に摘んで籠の中へ、
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ときどきは口に運びながら、
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雲が広がって日差しをさえぎり、涼しい風が吹く中でのブルーベリー狩りでした。
採り終わってからお婆ちゃんにお礼を言って農園をあとにしました。
近くの温泉に立ち寄って昼食を食べて、汗を流してから豊田へ戻ってきました。
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家に帰って収穫量を測ってみたら、2人で合わせて5キロを超えて5. 2 キロもありました。
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そのまま食べたり、ジャムにしたりと、またいろいろと楽しめそうです。
冷凍保存すると一年先でも美味しくいただけます。

もう何日も雨が降らず、地面が乾燥して農作物や花壇の草花などに危機が迫っている中で、やつば池の浅瀬に生えている葦(ヨシ)や蒲(ガマ)は元気です。
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水不足で池の水位も下がっていますが、青々と茂っています。
その中で「ガマ」にはたくさんの穂が伸びてきています。
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「ガマの穂」は「かまぼこ」の語源だそうです。
昔のかまぼこは現在と形が異なり細い竹にすり身を付けて焼いた食べ物を指していました。
これは現在の「
ちくわ」にあたります。
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ちくわとガマの穂は、色と形がよく似ています。
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そんなふうに言われてみると、美味しそうなソーセージにも見えてきて、おもわず辛子やケチャップを塗りたくなります。

この暑さの中、豊田市西山公園の観賞温室に植えられているスイレンが元気に花を咲かせています。
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スイレンには温帯と熱帯の二種類があり、水面から花の茎が高く伸びているのが熱帯スイレンです。
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温室内のスイレンは熱帯スイレンで、暑さが大好きのようです。
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35℃を越える猛暑の中で、暑さを楽しむかのように次から次へと花を咲かせています。

豊田市足助を通る現在の国道153号は、江戸時代には伊奈(伊那)街道、明治以降には飯田街道と呼ばれた街道で、中山道の脇往還として庶民の生活にとって重要な道でした。
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この街道は三河湾で採れた塩や海の産物を信州や美濃地方へ運び、帰りには山の産物を持ち帰って、尾張や三河方面に送り出していました。
天保年間(1830~43)には塩問屋が14軒もあったといわれています。
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西町は足助の宿の、西の玄関口にあたり明治から大正にかけては宿屋が軒を連ねていたところです。
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旧街道の辻には、江戸時代後期の弘化3年(1846年)の道標(みちしるべ)の石柱が立っています。
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「右 ほうらい寺道 左 せんこう寺道」と深い文字で彫られています。
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ほうらい(鳳来)寺とは東三河の新城市にある古刹です。
せんこう(善光)寺は信州飯田の先にある長野市の有名なお寺のことで「一度お参りすれば極楽往生できる」と言われ、江戸時代末には「一生に一度は善光寺まいり」とまで言われるようにもなり、全国各地から多くの人がお参りに行ったそうです。

道標の前に立てられている説明板です。
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広い道の一筋奥に、この道標が立てられているので見落としがちですが、足助の町並みに残る貴重な道標です。


土用の丑の前日の7月19日(木)、豊田市足助町へ一日早くうなぎ料理を食べに出かけました。
この店は豊田市内でも人気があり、いつも多くに人が並ぶ店で知られる「うなぎの川安」さんです。
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午前11時からの営業ですが、30分前に到着した時には受付順番で7番目でした。
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その後、11時が近づくにつれて多くの人が並び出しました。
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11時時点の店の前の状況です。
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受付順に名前が呼ばれて店内の席に着きました。
私は受付が7番目だったのですぐに席に着けましたが、9組まで呼ばれたところで満席になりました。
注文してからおよそ20分、運ばれてきたうな丼です。
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贅沢をして肝吸い付きの特上うな丼をいただきました。
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うなぎ業界の事情からか、昨年までの価格から500円ほど値上げされていました。

7月16日(月・祝)、海の日名古屋みなと祭の花火大会です。
午後7時半からおよそ1時間、名古屋港ガーデン埠頭沖の打上げ用の船の上から約3千発の花火が打ち上げられます。
今回、この花火大会を船の上から観られる観覧クルーズへの招待をいただき、優雅に船上からの花火を見る機会を得ることができました。
名古屋港ポートビルの1階で、(株)ルックツアー観覧クルーズの受付がありました。
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乗船する船は、総トン数68トンの旅客船「はやぶさ」です。
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花火が打ち上がる30分前の午後7時に観光会社から注意事項の説明があり、いよいよ船に乗り込みました。
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船の2階のデッキからの立ち見です。
夕焼け空に染まるガーデン埠頭からゆっくりと離れ、花火を打ち上げる船の南の位置に位置取りをして、打ち上げ開始の時間を待ちました。
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午後7時半に、豪快なスターマインが打ち上がり花火大会が始まりました。
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船上から見る打ち上げ花火です。
写真には写っていませんが、打ち上げ船の南側にはたくさんの小型ボートなどの小舟が浮かんでいます。
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打ち上げられた花火の光が水面に映えます。
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船に揺られながら、あっという間の1時間でした。
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午後8時25分、ファイナルの大スターマインで港まつりの花火大会が終わりました。
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乗船した場所に戻り、船とはお別れです。

花火大会は終わった後の帰り道が大変です。
地下鉄の駅には大勢の人が電車待ちの列をつくります。
それでも、地下鉄の増発がされたようで、順調な人の流れで電車に乗れて、熱帯夜の豊田へ戻ってきました。

7月16日(月)海の日の祝日、この日は毎年名古屋みなと祭が行なわれています。
今年で第72回になるという名古屋みなと祭に、午後から出かけてきました。
会場近くには駐車場が無いということなので、豊田市から名古屋地下鉄の赤池駅前まで車で行き、赤池駅から地下鉄の交通機関を利用して名古屋港駅に向かいました。

みなと祭りと言えば花火大会がメイン行事のように思われていますが、午前中から花火が上がる夕方まで、ガーデン埠頭周辺ではいろいろなイベント行事が行われているようです。
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花火大会が始まる夕方頃には、名古屋港周辺は大変な混雑になるということなので、少し早めに出かけて名古屋港水族館で暑さを避けての時間調整をすることにしました。
イルカやシャチのショーが行なわれる北館のメインプールのスタジアムで時間を過ごしました。
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シャチの公開トレーニングでは、豪快なジャンプを見せてくれました。
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午後6時ごろ水族館を出て、ガーデン埠頭のつどいの広場に向かいました。
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つどいの広場に向かう途中では、すでに花火を見る場所を決めて、レジャーシートを広げ座っている人たちの姿が多くありました。
つどいの広場に到着しました。
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名古屋港に近い町内から集まった人たちによる総踊りが始まっていて、一休みの時間のようです。
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ステージでは来賓の挨拶が行なわれており、ちょうど愛知県の大村知事の姿がありました。
このあと河村市長の名古屋弁たっぷりの挨拶も聞こえていました。

広場の東側にずらりと並んでいる祭りの山車がありました。
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名古屋港の近くにある名古屋港総鎮守「築地神社」からガーデンふ頭まで町内を曳き回してきたそうです。
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7~8台の山車が並んで休憩しています。
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夕日が照らす午後6時半頃の様子です。
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屋根に金のしゃちほこが飾られた山車もありました。
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このあと、花火が上がる午後7時半まで、総踊りが行なわれるということでした。
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そして、名古屋みなと祭りのメーンイベントの花火大会がもうすぐ始まる時間になると、ガーデン埠頭には浴衣姿の花火見物の人たちで身動きできないほどになってきました。



7月14日、猛暑の豊田市駅前に二体の恐竜が現われました。
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駅西のペデストリアンデッキに登場したのは、大型の肉食恐竜「ティラノサウルス」です。
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近づいて写真を撮る姿がありました。
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体長が5.5 メートルあります。
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女の子はお母さんに寄り添って近づきます。
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もちろん本物じゃなくて模型の恐竜ですが、10分おきに顔やしっぽを前後左右に揺らしながら、口を大きく開けて「ガォー!」と吠える仕掛けになっています。
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鳴き声にも迫力がありました。
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そして、もう1体が駅東の豊田参合館アトリウムにも飾られていました。
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体長が5メートルで立派な角を持つ草食恐竜「カスモサウルス」です。
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こちらも首をくねくねと動かして口を小さく開けて吠えます。
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恐竜模型の展示は、7月13日から全国公開された、恐竜をテーマにした映画「ジュラシックワールド炎の王国」が豊田市駅前の映画館「イオンシネマ豊田KiTARA」でも上映が始まったことを受けて、豊田市や駅前周辺の商業施設などでつくる「映画を活かしたまちづくり実行委員会」などが企画したものだそうです。
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恐竜の展示は7月26日までです。
暑い中ですが、出かけてみてはいかがですか。

7月9日(月)、昨年より6日早く、平年よりも12日も早く、東海地方の梅雨が明けて、猛暑の夏がやってきました。
やつば池散歩道のコキア(ほうき草)の花畑です。
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およそ50~60株が並んでいます。
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昨年は一列で隙間なく植えられていましたが、今年は間隔を少し広くして二列+αで植えられています。
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梅雨の期間の長雨でたっぶりと水分補給して、ますます大きく育ってきました。
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もう背丈が60センチにもなっているものが有ります。
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これから、台風などの強い風で傾かないかと心配ですが、秋に紅葉するコキアを見られるのが楽しみなやつば池散歩道のコキア畑です。

数日間の激しい雨が降り続き、多くの被害が出た西日本豪雨の雨も、7月8日(日)には上がり、久しぶりの青空が顔を出しました。
豊田市にも大雨警報が出ていましたが、幸いこの地方には大きな被害の情報は有りませんでした。

久しぶりのやつば池散歩道の花情報です。
散歩道の花壇に濃いオレンジ色の花が咲いていました。
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色鮮やかなので良く目立っています。
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この花の名は「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」の和名が付けられています。
その他の名前として、英名では「モントブレチア(montbretia)」とか「トリトニア」または「クロコスミア」とも呼ばれています。
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昔から日本では、花の形や色が金魚によく似ているので「金魚草(キンギョソウ)」とも呼ばれているようですが、キンギョソウは別の品種の花の名前で、園芸品種のキンギョソウ(金魚草)という花は全く異なります。

モントブレチア(=ヒメヒオウギズイセン)はフランスで1880年に交配して作出された園芸品種です。
強健な性質で繁殖力も旺盛、耐寒性にも優れており、湿地から乾燥地まで様々な栽培環境に耐えます。
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美しい花を咲かせることから広く普及していますが、世界各地で野生化して問題になっており、ニュージーランドなどでは侵略的外来種の指定を受けています。
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日本には明治時代に導入され、国内でも各地で野生化しています。
球根で増えるほか、こぼれ種でもよく発芽し、よく増える植物です。



豊田市朝日町4丁目のやつば池散歩道には、今年もたくさんのキキョウ(桔梗)の花が咲いています。
豊田市内(愛知県内)でも、やつば池散歩道はキキョウの花の隠れた名所です。
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昨年のこの時期のブログでも紹介しましたが、今年はさらに株数も増えて、今が見頃にやつば池散歩道の両側に、背丈が1メートルを超える高さに伸びたキキョウの花が咲いています。
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ボランティア「やつば池クラブ」の方が支柱を立てて、倒れないようにしながらキキョウのお世話をされています。
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こうした手入れのおかげで、見事に咲き誇るキキョウの花です。
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白いキキョウも涼しげです。
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まだしばらくの間、キキョウの花が楽しめます。
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涼し気なキキョウの花咲く散歩道へ出かけてみてはいかがですか。

4月末に行なわれた「とよたガーデニングフェスタ」でいただいた花の種を蒔いて、我が家のプランターで育てていた「ヒマワリ」が花を咲かせました。
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このヒマワリは「グッドスマイル」という品種で、背丈は育っても40センチほどしかならないプランター向きのミニヒマワリです。
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わき芽からもつぼみが出ているので、まだこれからたくさんの花が咲きそうです。
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ヒマワリの花は豊田市の花です。
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ヒマワリと並んで、コキア(ほうき草)やマリーゴールドが育っています。
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プランターに植えたコキアよりも道路のアスファルトの狭い隙間から生えたコキアの方が大きく育って丸くなってきたので目玉を付けてやりました。

先月末に名古屋市の栄周辺に行った時、テレビ塔の南の久屋大通公園にある噴水に立ち寄りました。
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この噴水は、希望の泉(きぼうのいずみ)と名付けられており、名古屋テレビ放送(メ~テレの前身)である「名古屋放送」が、昭和44年(1969年)に建設し、完成とともに名古屋市に寄贈された噴水です。
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円形の大きな器が3つ重なるように配置され、上から水が流れだしています。

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噴水の南側には銘板がありました。
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中央には当時のトヨタ自動車販売社長・神谷正太郎社長が揮毫(きごう)の「希望の泉」
右側には当時の名古屋市長・杉戸清が揮毫した詩
      希望の詩
      希望とは平和のことである
      希望とは明るいことである
      希望とは健康のことである
      名古屋市長 杉戸清
左側には当時の愛知県知事・桑原幹根が揮毫の漢詩
      噴水之讃
      陽光照噴泉
      希望湧無盡
      愛知県知事 桑原幹根
漢詩の最後の行に無盡(無尽)の希望が湧くとあります。

噴水の水は間欠式になっており、時々止まって静かな状態になります。
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噴水の最上部には館野弘青氏制作のブロンズの裸婦像があります。
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館野弘青(たてのこうせい・大正5年~平成17年)は栃木県生まれの彫刻家で、熱海海岸の「寛一お宮の像」の作者でも散られています。
これから夏に向けて、涼しさを届ける名古屋市観光のポイントの一つです。

6月末で閉店される名古屋の丸栄百貨店のあゆみパネル展を見に行った後に、テレビ塔の近くに旧飯田街道のスタート地点があるということなので、その場所を訪ねてみました。
名古屋市東桜一丁目の道路で、この表示板を見つけました。
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「飯田街道 OLD  IIDA  HIGHWAY」の文字の他に何も書かれていませんが、矢印とゼロの数字が「ここから飯田街道がスタート」って意味していると思います。
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この道路は、飯田街道の行く方向とは逆方向の一方通行になっています。
地図では、赤丸の場所になります。
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別の資料には、飯田街道は名古屋城下から八事興正寺に向って斜めに貫き、豊田市を経由して長野県根羽村、阿智村を経て飯田市へ到る道とも書かれています。
正しくは下の図のように、名古屋城の南にある本町筋と伝馬町筋が交差する場所の高札場があった「札の辻」が各街道のスタート地点だったようです。
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その場所は、現在の名古屋市中区錦の桜通り本町交差点の一本南の伝馬町通本町交差点の北西角になります。

江戸時代、尾張名古屋から東海道、中山道などへと至る道の起点となっていたのが「札の辻」という所だったようです。

 

尾張名所図会にある「傳馬檜所・札ノ辻」です。

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また一度、この場所をぜひ訪ねてみたいと思っています。

東桜一丁目の飯田街道のスタート地点の表示板から、少し斜め東に行ったところの高岳南交差点の角に小さな公園がありました。
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この場所を地図で見ると、三角形をした「駿河町街園」と書かれています。
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現在は駿河町の地名は有りませんが、昔の地名が書かれた資料には左下の場所に駿河町と書かれた場所が有りました。
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インターネットの「ひがしネット」に駿河町の町名の由来が書かれていました。

慶長年間、徳川家康が往来した街道筋で、駿河街道と称していたのをそのまま町名にしたのが由来といわれています。

また他の説には、この地は冨士塚に近いので、富士山のある駿河国にちなんで名づけられたともいわれています。


この駿河町街園を斜めに沿うように飯田街道があり、広い道(市道空港線)と交差して八事方面に向かっています。
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名古屋市内に残るこの飯田街道は、旧伝馬町を起点として市内を斜めに走り、豊田市の足助・稲武を通って長野県飯田に通ずる重要な交通の根幹のひとつとなっていた歴史のある街道です。




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