もうボチボチ咲いている頃かなっと思って散歩の途中に立ち寄って見ました。
ボチボチどころか、もう満開になっていました。
あたたかい日が続いたので桜の開花も進んだようです。
ここは、豊田市朝日町のすぐ南の小坂町にある浄土宗の霞渓山 洞泉寺(かけいざん とうせんじ)というお寺です。
江戸時代までは挙母の町に有りましたが、天明5年(1785年)に、度重なる矢作川の水害を避くべく、挙母城主の支援を得て、高台の現在の地に移築されたそうです。
その移築当時のままの姿で現存している山門です。
本堂と庫裏は昭和46年に再建されています。
山門のすぐ左に樹齢が70~80年くらいと思われるしだれ桜が植えられています。
このしだれ桜の周りには「桜樹と眠るお墓」ということで、墓石が並べられています。
住職さんの話によると、300個の墓石が並んでいて、すでに100個所程度の持ち主が決まっているそうです。
今までの墓地の墓石のイメージと違って、桜の樹の下の大地に眠り、自然に還る幸せ・・・という新しい感覚で墓石を並べています。
墓石には「ありがとう」とか「Thank You」「幸」「日々是好日」「また
会う日まで」「絆」などの文字や花の絵が刻まれています。
時代が少しづつ変わって行くのが、この桜の樹の下の墓石でも感じられました。
満開のしだれ桜。
寒の戻りの冷たい北風に桜の花が揺れていました。
青空にしだれ桜がきれいです。
開花している間は、夜桜を見てもらうように、ライトアップがされているそうです。
住職さんの話では、明日(25日)の午後2時頃に、CBCテレビの「イッポウ」という番組が取材に来るって言っていましたので、後日に放送されるかもしれません。